【マギ・トリップ】運命に抗う者が幸運を手に入れる__second-始まりの旅路-__ (ページ9)

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第54夜ご対面？ページ9

綺麗に飾られた部屋。

並ぶ従者、兵士。

部屋の中央に鎮座する王と思われる男の人。

と、その隣にも一人。

「よく来てくださった、シンドバッド王よ」

「お久しぶりですね、アールマカン殿」

彼の名はアールマカン、アメン、ラー。
エリオハプトの現国王。

シンドバッド普通に笑顔で話してるけどこの人とんでもない威圧感、、、！

怖す、、、
この人本当にシャルルカンのお兄さん！？
愚弟とか読んでるらしいけどな、、、

「お久しぶりですね、ジャーファル殿。
マスルール殿も」

「お久しぶりですね」

あっちではナルメス？さんだっけ。
の外交官さんとお話中。

「？初めて見る方ですね」

ぎくううううう

私のことだよな。
えーと。
えーと。

なんだっけ！どう言えばいいんだっけ！？

「え、と。新入りの外交官のAと申します、、、？」

なんで疑問系だよ私？

「いろいろ学ぶために連れて来ているのですよ」

「ああ、そういうことですか」

私の今の設定

新入りの外交官
学ぶためについて来ている

の二つ

うぁー、忘れるとこだった。

「さて、日も沈んで来たな。
宴の準備はできているぞ」

「なら国民にも知らせて始めましょうか」

なんと！宴とな！

しかも国民さんも、、、！？

やばくね？
シンドバッド絶対女の人に手出すだろ

「宴の準備など、ありがとうございます」

「あっ、ありがとうございます！」

丁寧に頭を下げるジャーファルにつられてガバッと勢いよく頭を下げる。

「いえいえ。
、、、可愛らしい方ですね」

去り際にそんな言葉を残した外交官さん。

？？

「よかったなジャーファル。可愛いって」

ジャーファル童顔で可愛い系だもんなー
うんうんと一人で納得する

「何言ってるんです？Aのことですよ」

「はぁ？！それはないだろ！」

いやいや。ナイナイ

私が可愛いとか言われるはずねーだろー
似合ってるとか言われただけで感動もんなのに

「仮にそうだとして、、、どこが？」

「真顔で聞かれると怖いんですが、、、」

大丈夫。その何億倍もジャーファルのが怖いから

「まぁ、必死に頑張ってるとことかじゃないですか？」

なんじゃそりゃ！？

確かにいろいろ必死だけど
意味わからん！
理解不能！

やっぱジャーファルも頭おかしくなったのかなぁ