【マギ・トリップ】運命に抗う者が幸運を手に入れる__second-始まりの旅路-__ (ページ41)

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第84夜黒ルフページ41

「うぇへへ、、、」

ごろごろごろごろ。
ごろごろごろごろごろごろ。

「ふぁーーー！気持ちいーーー！ふっかふっかだなー！ふっかふっかh((ダァン！！」

、、、。
、、、、、、、。

「い、いっつう、、、、」

しまった、ごろごろし過ぎてベッドから落ちた、、、、。

それにしてもよかったなー。

ジャーファルまた元気になったし！
まぁ私はジャーファルの受け売りしか言ってないけど。

「、、、疲れたなぁ、、、。」

ばふんっとまた寝転がり天井を見つめる。

＿キィ、ン

「、、、？」

耳鳴り、、、？
疲れてるからかなぁ、、、。

今日は早めに寝よーかな、、、？

＿＿＿＿＿キィィィィィン!!

「ーーーーーーーーっ！？！？」

な、なにこれ！？

もはや耳鳴りってレベルじゃない！！
なんか耳元でガラス爪で引っ掻いてるみたいな、、、、！

頭、割れそう、、、、！！

＿＿＿＿...

「あ、あれ、、、おさまった、、、？」

まだ少しガンガンする頭をおさえながらそう口にした瞬間。

＿＿＿ビイイイイイイイイイイイイッ！！

「はぁっ！？！？」

目の前に広がる黒ルフ達。

けたたましく鳴くそれは瞬く間に私を取り囲む。
は！？なにこれなにこれ！？

「Aっ！

！？目に見えるほどの黒ルフ、、、だと！？」

部屋に入ってきたのはシンドバッド。

もう視界は黒ルフで埋めつくされて黒で染まってる。

「シンドバッド、、、助け＿＿っ！」

助けを求めようとする声もルフの鳴き声に掻き消される。

隙間から微かに見える部屋にはジャーファルとマスルールも居て。
2人にもルフは見えているようでひどく驚いた顔。

少し面白いな、なんて思ってると。

『さぁ、、、、おいでなさい、A、、、』

ビィィィィィィィィビィィィィィィィィッ!!!!!!

聞こえてきた誰かの声。

その声と共に黒ルフはより一層大きく鳴く。

とうとう私の視界は完全な黒で塗りつぶされた。

「、、、、、ッ」

なんか身体が細胞ごとに別れるような感覚。

なにこれ、、、気持ち、悪い、、、、！

、

、

、

妙な感覚も落ち着き、黒ルフはいなくなり視界が広がる。

でも広がった景色は決して明るい物では無かった。
どちらかと言えば少し薄暗い、円形の床に模様が入った陰気な部屋。

どこここ、、、、？

＿来たわね、A、、、。
いえ、アルマトランより送られし遣い、、、が1番近いのかしらね？＿