【マギ・トリップ】運命に抗う者が幸運を手に入れる__second-始まりの旅路-__ (ページ37)

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第80夜キレちゃった★ ページ37

こいつら、、、マジでムカつく。

「ハッ！嬢ちゃんそいつのツレかなんだか知らねーが王族やその周りの奴らなんて実際そんなもんだろ？」

鼻で笑いつつジャーファルの方を見る男その1

「そうそう。お嬢ちゃんもそんな奴といずにこっちこいよ！」

男その2。世の中こんな男ばっかか？

まぁジャーファルとかは違うけど

肩にまわされたきもっち悪い手をはらって口を開く。

「気持ち悪い手でさわんなっ！
あとさぁ、さっきいろいろ勝手なこと言ってたけど!!この人達は少なくともお前ら2人よりは周りの人を考えてるから！

お前らの方が家さっさと帰ってお嫁さんの機嫌取りでもしとけば！？」

「確かにやりすぎることだってあるかもしれない！

でも元にあるのは世界を、国を思う気持ち。
それは確実だから！！！」

勝手なこという奴は知らないだけだ。

ジャーファルだって普段怒ってばっかのオカンでもちゃんと優しいし、気遣ってくれる。

「、、、意味わかんねぇっ頭いかれてんじゃねえのお嬢ちゃん！」

そう言って走り去る男2人。

うん、いかれてんのはお前らな。

てか最終的に意味わかんない捨て台詞吐いてどっかいくとかかっこわるぅ。うわぁ。

しかもなんか最後の走り去る直前の顔めっさおもろかったんだけど。

、、、あれ、お嫁さんとか言ったけどあの2人まずいんのかな、お嫁さん。
もう20後半か30代だよな。

いなかったらかわいそう、、、
、、、いなさそう。

あ、笑っちゃいそう。

「A」

1人で笑いを堪えてると声をかけられた。

「、、、ああ、ジャーファル。
ごめん、思わずちょいでかい声出した」

「、、、ありがとうございます。」

「？」

何が？

「そんな風に言ってくれた人は初めてですよ。
、、、ありがとう、A」

「、、、どういたしまして！」

少し照れ臭くなりながら笑う。

思ったこと言っただけなんだけどな。
余りにもムカついたからさ。

「ジャーファルは元に戻ったみたいだね？
さっきまで殺すんじゃないか並みの殺人的な目してたけど、、、。
なんかおかしかったし、試合の後から」

「ああ、、、気づかれてましたか？」

困った様に笑うジャーファル。

その後ろにはあいつが立っていた。

「俺も見ていたよ。

あの時のお前は、、、暗殺者に戻ったような目だった。」

！？！？

「「シン/シンドバッド、、、！？」」

どっから湧いた！？いつからいた！？
怖ええ！