【マギ・トリップ】運命に抗う者が幸運を手に入れる__second-始まりの旅路-__ (ページ19)

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第64夜出発ページ19

時は夕刻。

空はオレンジ。

「よしっそろそろいくか！」

「うす」

「はい」

「、、、おー」

おー出発だー、、、

「どうしたんだA？元気ないな」

そりゃもういろいろあったから、、、

↓↓いろいろ↓↓

「貴方って人はあああああああっ！」

「ごめんなさいいいいいいいいいいいいっ」

ぎゃーーーーーーーっ

怒ってる怒ってる！

「安静にもしてない上になんで上から降ってきたんですっ！？」

「いや、、、ちょっと好奇心というか憧れが溢れ出したというか、、、」

なんで

飛べるかも！やれるかも！やってみよう！

の三拍子で実行しちゃったりしたんだ私！？
恨むぜ数分前の私。

「何が好奇心ですかっ。
傷が開いたらどうするんですっ！？」

ありゃ、自分の上に落ちてきたことは怒らないんだ

あくまで私の怪我の心配とは、、、、ジャーファル優しすぎだろ
惚れるぞこの野郎

「ごめんなさーーい、、、」

「反省してないでしょう。
とにかく部屋に戻りますよっ！」

ずるずるずるずるずる

「あ"ーーーーー、、、、」

、、、で、部屋に戻ってからさんざん説教されてその内容復唱させられたな。

「今から貴方は？」
「絶対安静、、、」

てな具合にな。

恐ろしいのはこのあとだ！

馬鹿な私はそのあとも出ようと企むわけだが。

ドアを開ければジャーファル。
「馬鹿ですか貴方は★」

窓から出ようと思えばドアからジャーファル。
「馬鹿ですか貴方は★」

変装したらダメかなとか思ってみたらまたドアからジャーファル。
「馬鹿ですね貴方は★」

何をしても絶対ジャーファルが出てくるんだ！
地味に黒い星が怖い。
どのタイミングでも絶対ジャーファル来るんだ

しかも毎回高速のデコピン。痛い！

もはやホラーだぞあれ。
ドア開けたら目の前に黒い笑顔だぞ？
ホラーだろ。

その当の本人は知らんぷりで

「さ、早く行きましょうシン！」

とか言ってるし。

「ざまぁ」って声が聞こえるんだけどくそう

「まぁそろそろいくか！
エリオハプトの皆、世話になったな！」

「いえ、またいつでもいらしてくださいね。」

「「またきてね王様達ーーーーーーーっ」」

さあ、古代王朝エリオハプトを後にして向かうは西方の国、レーム帝国＿＿＿．．．