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今日は散歩はしない。
目を覚まし、素早く着替えを済ませてその他諸々を整えた後、静かに扉を開けて廊下を歩き始める。
朝食まで30分と少し。
腕時計に目を這わせたAは少し足を速めある部屋へと歩を進めた。
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【虹彩、指紋の認証チェック……異常なし。暗証番号ロック解除成功。認識番号Ｎｏ．1、A・メフィスト。入室を許可します】
無機質な声が人一人分の小部屋で響く。
ぷしっ、と開けたばかりの缶のような音を立てながらゆっくりと開く扉の先。
無数のモニターの前の椅子に座る少年に見える青年は入室したAを見て顔をほころばせた。
rb｢Aおはよ！ここに入ってきたってことは無事出来たんやな｣
『ああ、助かった』
管制室。
軍の機密情報を全てまとめてありここには兵士たちは入室が禁止されている。
入室時には様々な認証検査があり、無理に入ろうとしたらもれなく天に召されるシステムだ。
基本的にいつもここにいるのは2人。
今目の前にいるロボロと。
ut｢あ、Aちゃん来てたんや。おはよ｣
『おはよう、鬱』
シワのよった紺のスーツを見にまとい短くなった吸殻を揉み消しこちらに歩みよるのは鬱。
普段他幹部から｢無能｣と小馬鹿にされる鬱は実際誰よりも情報処理能力が凄まじい。
ロボロが機械類だとするならば、鬱は人を使って情報を集める。
まだ朝食前の朝方、何故3人は管制室へ集まったのか。
その理由は至極簡単な事だ。
『"奴"の情報はどうなった？』
"奴"。
あの日Aを屋上から落とし、幹部たちを後悔と悲しみのどん底へ落とした黒髪の男。
その結果がでたらしい。
約1ヶ月、そう１ヶ月。
平均で考えればとてつもない速さだがロボロと鬱からすればここまで時間がかかることは片手で足りるくらいだ。
それほどまでにこの情報を掴むのは難しかったようで。
rb｢名前も分からんかった。唯一手に入れられたのはこれだけ｣
カタカタカタ、とキーボードをタイプする音の後一回り大きいモニターに少し荒い画像が表示される。
それは紛れもない奴で、違うといえば服装。
チェックの赤いマフラーに薄紅色のニット帽、青いカーディガンに黒いジーンズ。
『間違いないな』
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天笑くん(プロフ) - もう更新はなされないのでしょうか……。Twitterの垢などありましたら是非繋がりたいです……。 (2020年10月3日 4時) (
レス) id: 009e7901bd (このIDを非表示/違反報告)
つん - あああああ好きです (2020年3月11日 23時) (レス) id: cfb0800075 (このIDを非表示/違反報告)
まぁち - え、もうやばい… 惚れる… (2020年1月6日 21時) (レス) id: ba1aceb76e (このIDを非表示/違反報告)
パセリ(プロフ) - いおさん» 乙女ゲー…なるほど、その考えはありませんでした。検討してみます。コメントありがとうございます (2019年11月6日 6時) (レス) id: 1c07c807f8 (このIDを非表示/違反報告)
いお - 乙女ゲーパロがいいです！ (2019年11月5日 19時) (レス) id: 35fa5d69c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@mimizu810 | 作成日時：2019年8月7日 2時
