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Aが送った交換日記で彼は傷ついたのかすぐに返事が帰ってくることはなかった。
Aは清々した気持ちでいると、ハグリットがクビになるかもしれないとハーマイオニーが愚痴を漏らした。
Aとドラコの関係をおそらく感づいているであろうハーマイオニーの残念そうな言葉に、そう、と小さな声で返すことしか出来ないA。
ハーマイオニーを悲しませたというのもあって、Aはドラコと会うたびに睨みつけていると、彼はさらにショックを受けたような顔をした。
彼がどう捉えようと、Aはしばらく彼を許す気にはなれず、ローズやハーマイオニーとつるむようになる。
ハロウィンもすぐという時だった。
「ねえ、A、ホグズミードに行く準備はできた？」
と祝日の前の夜に聞いてきたローズに、Aは瞬きを繰り返した。
「え？ホグズミード？なんの話だったかしら？」
「A、あなたまさか聞いてないの？
私たち三年生になったから、ホグワーツのはずれにあるホグズミード村に行けるのよ。
親の許可証が必要なんだけど、持ってないの？」
まるで信じられないというような顔のローズにAは申し訳なさそうな顔をした。
「このあいだの休みに両親が帰ってこなくて…だからそんな許可証があることも知らなかったわ。」
「嘘…」
この世の終わりのように愕然とするローズに、Aは、まあまあと宥めることしかできない。
「ちょっと、なんで、どうしてそんな冷静なの？
私、Aと一緒に行くの楽しみにしてたのに…」
本当に心底がっかりしたのだろう、
結局その夜はローズをなだめたA。
Aが行かないんだったら私も行かないと言うローズに、そんな悲しいこと言わないでといって眠りについた。
だが、実際Aは眠ることなんか到底できそうになかった。
ホグズミード村のこともそうだが、両親がどうしているのか情報が入ってこないのだ。
マーベル家専属の梟、ノーブルも全然姿を現さないしもう諦めようかと思っている時だった。
ゴンゴンッと窓ガラスを叩く音がする。
以前にも似たような音を聞いたため、Aは嫌な予感がした。
真っ暗な闇の中に溶け込むような黒い体に、異様に目立つ光る琥珀色の瞳。
やっぱりと思ったAは、仕方なしだがドラコの梟を中に入れた。
あくまでも梟に罪はない。
よほど教育されてきたのか、爪も立てずAの差し出した腕に乗っかった梟は足元にある、見慣れた手帳を差し出した。
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イライザ(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます。少しずつ変化を与えられたらと、頑張っております。これからもご覧いただけたら幸いです。 (2019年9月6日 3時) (
レス) id: 546c85bffe (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 拝読させて頂きました。ハリーポッターシリーズは以前から好きだったので夢小説も自然と興味が出ていました。夢主とドラコの関係性が好みでした。 (2019年9月5日 9時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - うさみゅ。さん» ありがとうございます！こちらこそ、読んで頂けるだけで幸いです。挨拶の方は一つ一つ丁寧に書こうという戒めで、書きました。これからもご愛読頂けたら幸いです。 (2019年7月25日 10時) (レス) id: 546c85bffe (このIDを非表示/違反報告)
うさみゅ。(プロフ) - こんばんは。夜遅くに失礼します！題名に惹かれて読み始めたのですがとても面白いですね！まだ2までしか読んでおりませんが続きを早く読みたくなりました。ようこそ、これがの挨拶もとても素敵だと思いました。更新の方頑張ってください。 (2019年7月25日 3時) (レス) id: 3ec25a42f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｉｒａｉｚａ | 作者ホームページ：
作成日時：2019年7月8日 0時
