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「(ディメンター、、)」
Aが気がつき、ハリーも当然気がつき怯えたが、その前に助っ人が現れた。
ルーピン先生は杖を構えると、ディメンターになりきる直前だったボガートは器用に姿を変えた。
白い、月のようなものが見えた時
「リディクラス！！！」
と教授の杖が振るわれた。
綺麗な振り方だった。
思わずジャックの杖さばきを思い出していると、すまないが、、と息急き切った声がAを現実に戻した。
「今日の授業はここまでだ。
みんな、帰り際にスネイプ先生を見ても決して笑ってはいけないよ。」
何かのフリのように思えたが、それを察した上で生徒たちはみんな大笑いした。
ボガートが変身し損ねた、白い月とディメンターが話題に上がることは決してなかった。
Aは釈然としない思いのまま、ハーマイオニーに連れられて行った。
「さっきから浮かない顔だけどどうしたの？」
「…ねえ、ハーマイオニー。」
思い切って尋ねてみたAの言葉に、ハーマイオニーは気がついたのか口を固く結んだ。
「私、さっきのボガート見ていたんだけどあれって、、その口に出してはいけないのかしら？」
「それってどれのこと？」
ハーマイオニーは分かっているのか、意地悪にも質問を質問で返した。
「その、ディメンターと白い、、何か。」
月、とははっきり言えなかった。
見間違いであって欲しいという気持ちが先行してし待って、はっきりと口にする事が怖かったからだと思う。
Aの考えを察したのか、ハーマイオニーは深く一回頷いた。
「気持ちはわかるわ、今ここで口に出してしまったら、ルーピン先生の努力が無駄だもの、」
ハーマイオニーは時として正しいことを言う、
「でも、調べて見る価値は十二分にあるわね。」
だが、時としてそれは大きく裏目に出てしまう時がある。
ハーマイオニーが白い何かの正体が月だと知ったらどう思うのだろう。
Aは悪いことを考えないようにふるふると頭を振り、次の授業に行きましょうと、ハーマイオニーを急かした。
この夏休み中、ミーシャの身に何が起こったのか知りたくて、Aは様々な動物図鑑を読みあさっていた。
マグルの生物も、魔法界にしか生息しない魔法生物も全て含めてだ。
だから、Aはあの白い月を見てしまった時、咄嗟に思い出してしまったのだ。
この魔法界で人狼と呼ばれる種族を。
時として狼男と呼ばれる彼らが気高く獰猛な狼になる瞬間、
それが満月だと言うことを。
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イライザ(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます。少しずつ変化を与えられたらと、頑張っております。これからもご覧いただけたら幸いです。 (2019年9月6日 3時) (
レス) id: 546c85bffe (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 拝読させて頂きました。ハリーポッターシリーズは以前から好きだったので夢小説も自然と興味が出ていました。夢主とドラコの関係性が好みでした。 (2019年9月5日 9時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - うさみゅ。さん» ありがとうございます！こちらこそ、読んで頂けるだけで幸いです。挨拶の方は一つ一つ丁寧に書こうという戒めで、書きました。これからもご愛読頂けたら幸いです。 (2019年7月25日 10時) (レス) id: 546c85bffe (このIDを非表示/違反報告)
うさみゅ。(プロフ) - こんばんは。夜遅くに失礼します！題名に惹かれて読み始めたのですがとても面白いですね！まだ2までしか読んでおりませんが続きを早く読みたくなりました。ようこそ、これがの挨拶もとても素敵だと思いました。更新の方頑張ってください。 (2019年7月25日 3時) (レス) id: 3ec25a42f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｉｒａｉｚａ | 作者ホームページ：
作成日時：2019年7月8日 0時
