甚爾は私の弟ですが【呪術廻戦】

「No.16」『学院について』 ページ16

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『あの…
　流石にこれは無理しかないのでは？』

「Aなら大丈夫じゃ！
　な、黒井！」

「はい、中学生にしか見えませんよ！」


それ、貶してる？

とは聞けずに、今日だけ特別に廉直女学院に潜入護衛する事になりました。

なぜか、それは私が聞きたい。


「…誰」

「Aさんだよ
　まさか忘れたとでも言うのかい」

「こんな学生服コスしてる奴なんて知るか」

『ならお前が女装しろ！！』

「は、俺に一発入れるなんてっ…」

『ん？
　五条悟くんどうしたの？』

「怖っ」

『どうしたのかな夏油くん』

「あの…」

『何か言いたい事でも？』


と、会話しながら現地着。

何とか潜入護衛は出来そうです。


「良いかA、
　Aは天内Aで妾の従姉妹じゃ
　アメリカかイギリスから帰って来たての
　帰国子女で、旧家の生まれで、東大卒の
　極々ふつーの女子中学生じゃ」

『それは未来のネタじゃ…？』

「流石に今のは冗談じゃけど、
　従姉妹の女子中学生の天内Aじゃ！」

『イエッサー！』


『今日だけですが、お世話になります』

「今日おくれてきたのは、
　Aを迎えに行ってたからなんです！」

「許します！」

「先生…！」


私は今、


「カッコいいよね、Aさんって！」

「制服ちょー似合ってる！」

「綺麗な髪だー、どんなケアしてるの？」

「TEL番交換しよっ！」

「A、大丈夫か！？」


絶賛現役女子中学生に囲まれてます！

そんなに珍しいかな…？

いや、珍し過ぎるわ。


「次は音楽だから、礼拝堂に一緒に行きませんか？」

「ちょ、抜け駆けはないでしょ」

「一緒に行けば良いよね！」

「美声が聞けるなんて…」

「おい、A
　何しに来たのか覚えとるのか？」

『あ…えっと皆さん
　私、理子ちゃんと一緒に行動するよう
　先生に言われているので…』

「オッケー、礼拝堂でまた話そう！」

「場所分かる？」

『あ、えっと』

「Aが困ってるでしょ！
　一旦休ませてあげて、ね？」

『ありがとう、理子ちゃん』


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