i姫ちゃん 3

ショッピング 藤ヶ谷side ページ8

藤ヶ谷side

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結構前から、Aにジーンズを一緒に選んで欲しいって言われてて今日やっと買い物にこれた。








こうして、他のやつじゃなくて
俺に頼ってくれるのがすげぇ嬉しくて
自分のジーンズを選ぶ以上に悩んでる俺。






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藤「んー。Aなら細身のジーンズの方が
似合うよなー。」




この色合いも似合いそうだな。

あー、こっちの方がいいか？






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夢中になって選んでいると、
ふと視界に入ってきたAと親しげに話す男性店員。







.






藤「……近すぎ。(ボソッ」




Aが嬉しそうに男性店員と話しているのが無性にイラッとした。







北山とかニカなら、
今すぐにでも引き剥がしに行くだろうけど…





.




.









とりあえず、選び終えたジーンズを購入して
Aの元へと急いで向かった。








.




あ、太ちゃん。
っていつもと変わらずふにゃって笑いながら
俺を見上げるAの手を引いて店を後にする。





.








『ちょっ、太ちゃん？』




藤「ん？」





『手…痛いよ。』





って、か細い声で俺に訴えるA。







やべっ。無意識に力入れこみ過ぎてた。









藤「ごめっ！痛かったな。」







ぱっと手を離して、Aの方を振り返ると








『……どうしたの？太ちゃん。
なんか怒ってる？』








不安そうに俺を見上げるA。

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