恋の妹は呪術師になる【呪術廻戦】【鬼滅の刃】

第五話 ページ7

｢甘露寺そいつから逃げろ！｣ｸﾞｲｯ


『え？…きゃ…！』


｢…離せ小僧。どういうつもりだ？｣


『…！』


頭に浮かんで来るのは、姉の悲しそうな顔と


伊黒さんの心配そうな顔…


『まっ…て！！』


｢…！甘露寺？｣


ｶﾞｼｯ


｢！？｣


｢人の体で何してんだ。返せ｣


『悠仁くん！』


｢…お前…なぜ動ける｣


｢いや、俺の体だし。｣


悠仁が自分の首を掴み、暫し宿儺と会話をした後、紋様は消えていった。


『…悠仁くんっ…！』ｷﾞｭｯ


｢…へぇっ！？//////////(いいいい、いい匂いする！！！！)｣


『良かった…っ！心配したのよ…っ！』ｷﾞｭｳｯ


｢…ごめん｣ｷﾞｭｯ


｢…甘露寺。そいつから離れろ。｣ｸｲｯ


『伏黒くん？』


｢あっ…(´・ω・｀)｣


｢動くな。お前はもう人間じゃない。｣


『ど、どういうこと？』


｢呪術規程に基づき、虎杖悠仁 …

オマエを"呪い"として祓う(ころす)｣


｢は？いやなんともねーって
それより俺も伏黒もボロボロじゃん。早く病院行こうぜ。
あとAの腰から手ぇ離せよ？｣


｢今どういう状況？｣


声がした方に視線を向けると、白髪で高身長な男が居た。


｢五条先生！どうしてここに…？！｣


｢来る気なかったんだけどさ、さすがに特級呪物が行方不明になると上が五月蝿くてね。
観光がてら馳せ参じたってわけ。
で、見つかった？｣


『…』


怪我をしている伏黒を心配するどころか写真を撮っている五条という男に少女は少し顔を顰める


｢あのー、ごめん。
俺それ食べちゃった｣


｢マジ？｣


｢｢マジ｣｣


｢ははっ本当だ混じってるよ。
体に異常は？｣


｢特に…｣


｢宿儺と変われるかい？｣


｢スクナ？｣


｢君が喰った呪いだよ｣


｢あぁ、うん。多分できるけど｣


｢じゃあ10秒だ。10秒経ったら戻っておいで｣


｢でも…｣


｢大丈夫、僕最強だから。｣


『…(この人本当に大丈夫なのかしら…)』


幾らふわふわしてる甘露寺でも、五条に不信感を抱かざるを得なかった。


｢恵、これ持ってて｣


｢これは？｣


｢喜久福｣


『…ええ？(この人…お土産の和菓子を買ってから来たの？…うーん、そうよね！喜久福美味しいものね！)』


｢土産じゃない、僕が帰りの新幹線で食べるんだ｣


｢後ろ！｣


｢生徒の前なんでね、カッコつけさせてもらうよ ｣


『…。(苦笑)』


この五条とかいう男。もう既にカッコはついてない事に何故気づいていないのだろうか？

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