私のえくぼ ページ13
＊
SE「じゃあ、僕もー....」
生クリームがたっぷりついた苺が
小さめの唇の奥へ入っていくと
切れ長の目がくしゃりと潰れる。
『味は変わらないでしょ？』
SE「ん、変わりませんね 笑」
『甘さ控えめで、凄く美味しい。』
SE「あ、またえくぼ......」
少しだけ頬に触れた
彼の指先は
思ったより暖かくて
何だか、変な感じがする。
こんなに人が近くにいるのが不思議。
私達の距離は
自分で驚くほどに近くて
新鮮ささえ感じる。
『これ、嫌いなの。』
それに、何の匂いか
ケーキと違った
甘くて、柔らかい香り。
SE「僕は好きですよ。」
一瞬時が止まると、狭い路地を通り抜けて
いつの間にか
我が家の前に立っていた。
《僕は好きですよ。》
何だ........
私を好きって言ったんじゃないのに
ただ、えくぼを好きだと褒めてくれただけ。
なのに何で逃げてきたんだろ......
叔母「あら！あんた、何してんの〜」
『あ......叔母さん。お仕事終わりですか？』
叔母「終わったけど....何、その汚い格好。」
言われてみれば......
服はススだらけだし、
顔は生クリームだし。
側から見れば、実におかしい。
叔母「それに、いい事あった？」
『え？』
叔母「珍しく笑ってたから。」
私は、こんなに笑う人じゃない。
それに必要以上に関わらない。
『そうですね...あったかも。』
だけど、どうしてか
ニヘラッと笑う彼が
この日からずっとチラチラ脳裏に浮かんで仕方なかった。
.
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めいちぇん(プロフ) - ことねさん» ことねちゃん。受験おつかれさまー(^^)春から大学生かな？ (2016年2月16日 0時) (
レス) id: f67f165a18 (このIDを非表示/違反報告)
ことね(プロフ) - 久しぶりです！受験終わったので、これからも更新楽しみにしてます^^ (2016年2月4日 23時) (レス) id: 97496f4fb6 (このIDを非表示/違反報告)
めいちぇん(プロフ) - ＥＸＯ ＬＯＶＥさん» 覚えてるよ(^^)元気にしてる？？ (2015年12月28日 16時) (レス) id: f67f165a18 (このIDを非表示/違反報告)
ＥＸＯ ＬＯＶＥ - ＥＸＯ ＬＯＶＥの方じゃなくて… ソマンって名前忘れちゃった…?ファンダムとかも誘ってたの私なんだけど…忘れちゃったよね…ずっと連絡してなかったから…ごめんなさい… (2015年11月5日 0時) (レス) id: a78cfa8fd9 (このIDを非表示/違反報告)
めいちぇん(プロフ) - ににさん» ににさん。おんにー！そろそろ王子を出してあげないとね？笑 (2015年10月14日 19時) (レス) id: f67f165a18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めいちぇん
| 作成日時：2015年7月3日 3時
