おかしな出来事 ページ6
NOside
職員室で煙草を吸っていれば朝から拳骨を受けた硝子は外を眺めていた。
そこに悟が遅目に職員室に入ってくるのが見え、時計を見れば昼をとっくに過ぎていた。
硝子「やっちまったか」
悟「やっちまったね」
硝子「クズすぎて何も言えないんだが」
悟「言えないけど昨日僕に呑ませたの硝子だからね？」
昨夜、甚爾、硝子、A、悟で桃鉄をやっていたが実は何度かAが席を外した際、甚爾と硝子のいたずらで水ではなく酒の入った飲み物を飲んでいた悟。目覚めた時、青ざめたなんてもんじゃなかった。
硝子「Aには言ったの？」
悟「流石に言えるわけないじゃん...黙って責任取る」
硝子「うーわ。凄くまともな事言ってるようで総合するとクズ」
悟「ゴモットモデス」
硝子はため息をつくとコーヒーを一口。
悟は緑茶をすすっていた。
硝子「は？五条の茶っていちご牛乳じゃないの？」
悟「いや、長生きしないと...子供本当にできてたら」
悟の一言に硝子が固まった。
硝子「ちょっと席外す」
悟「ん？あ、傑見かけたら謝っといて。僕の任務代わってくれたんでしょ？」
硝子「自分で言え」
そうぼへーっとした顔の硝子が言うもんだから悟も首を傾げた。
硝子が職員室を出てしばらく歩けば傑と直哉が話しているのが見えた。
直哉「なんや硝子ちゃん、ニコチンでも切れたん？えらいぼへーっとした顔しとる」
傑「ここ最近怪我人とか来てないみたいだし、返ってストレスにでもなったのかい？」
不思議そうな顔をして硝子を見る二人。
硝子「いや、ちょっと部屋の酒と煙草捨ててくる」
硝子があまりにも意味のわからないことを言うから今度は直哉と傑が固まった。
次にやっと動き出したとき...
直哉「は？硝子ちゃんが酒と煙草捨てるって明日世界滅亡するん？」
傑「夜蛾先生に報告、いやひとまず精神科に電話を入れるべきか。あれは疲れが溜まってるのかもしれない」
二人は結構マジな顔で立ち尽くしていた。
恵「夏油先生！直哉先生！大変です！五条先生が職員室で緑茶飲んでます！！」
すると苦しそうに廊下を走ってきた恵を見てまた唖然とした。
直哉「緑茶っちゅう名前のいちご牛乳かなんかやろ？それか緑茶に砂糖入れて飲む領域に達したかのどっちかやろ」
傑「恵も疲れてるんだよ。午後の任務は代わってあげるから悠仁と野薔薇と買い物にでも行ってくるといいよ」
恵「そ、そうですよね...分かりました。ありがとうございます...」
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金平糖 - 五条オチ完結おめでとうございます！最初から拝見させてもらっていたので、夢主ちゃんが幸せになってくれて良かったです！夏油オチ後に夢主愛されエンドか、直哉エンドが見たいです...！これからも応援しています!! (2022年2月21日 0時) (
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2022年2月19日 2時
