十五年の月日 ページ17
Aside
あれから、十五年の月日が流れた。
凛華「母さん、任務?」
悟は出産のときは任務で立ち会えなかったけれど、無事産まれて少しすれば来た。
男の子だった。
でも、凛とした華のようにしっかりと歩んでいけるような子に育ってほしいと言う気持ちで凛華と名付けた。
見た目はもちろん悟そっくり。
六眼に無下限呪術も合わせ持つんだから私要素ないな、なんて思った。
でも性格は私そっくりだとみんなが言う。
A「今日から高専か。同級生はいないと聞いたけど、悠仁や野薔薇、恵あたりは今も昔も変わらないから、きっと同級生みたいなもんだよ」
凛華「おう」
ワシャワシャ
悟そっくりだからみんな笑っちゃうかもな。
悟「凛華〜ママ〜、学校と任務がんばってのはぐ〜」
ギュッ
凛華「父さん、任務で疲れてるなら寝てていいよ」
A「あぁ、別に無理しなくていい」
悟「何このドライな親子!パパないちゃう!」
そういいながら抱きついて私達二人に埋めていた顔をガバッと上げた。
悟「はいこれ。僕が使ってたお古だけど、サングラス」
そうすれば、悟が高専時代にかけていたサングラスを凛華にかけてあげていた。
A「そっくりだね。入学おめでとう凛華」
悟「おめでとう」
ワシャワシャ
◆
◆
◆
凛華side
凛華「悠仁さん、恵さん、野薔薇さん、こんにちは」
悠仁「うわぁ...」
恵「胃が痛くなってきた...」
野薔薇「やっば。五条先生まんまじゃん」
私は、やっぱり父さんに似てるのか。
術式もこの目も見た目全て似ていると言われるが微妙に違うんだがな...
凛華「ありがとうございます。父さんは私の自慢でもあるので、そう言っていただけると嬉しいです」
父さんと母さんは特級術師で、最強の世代なんて言われてる世代の一人だ。
傑さん、硝子さん、父さん、母さんの四人は伝説レベルらしい。
その後の世代の健人さん、雄さん、直哉さん、そしてこの三人も。
私の周りはすごい人たちばかりだったから、正直高専に入学した実感はわかない。
恵「なんていうか、その胡散臭い笑顔っていうのか。夏油先生そっくりだよな」
野薔薇「何言ってんのよ伏黒!よく考えてみなさい!あのチャランポラン五条先生の遺伝子がここまで濃いのにAさんのように気品溢れるしっかりした子に育ったのよ!?」
悠仁「Aさん未だに迷子にはなるけどな。まぁ、凛華は夏油先生とナナミンがしっかり育てたおかげでしっかりしてるしな」
160人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
金平糖 - 五条オチ完結おめでとうございます!最初から拝見させてもらっていたので、夢主ちゃんが幸せになってくれて良かったです!夏油オチ後に夢主愛されエンドか、直哉エンドが見たいです...!これからも応援しています!! (2022年2月21日 0時) (レス) @page22 id: d9f31616d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:伊織 凛 | 作成日時:2022年2月19日 2時