4級 ページ15
Aside
てか、私、手洗っていいんだろうか...
硝子のところに行く道中、手を洗うか悩んでいた...
夜蛾「A、少しいいか？」
すると夜蛾学長。
コクリと頷いて行った。
夜蛾「すまないが姉妹校交流会はAは4級ということも考えて出さないほうがいいと教師陣の中でも決定した。その間、灰原一級術師と七海一級術師が交互で任務に同行させてくれる手はずになっているからしっかり学んでこい」
マジで？
本気って書いてマジ？
そ、そうだよね...
家関係でもなく、最近わかったんだけど私のこの体には戸籍もないし、4級スタートしてまだ昇級してないもんね？？
そりゃそうだ、皆ほぼ2級か準2くらいの強さだもんね？？
普通に考えりゃ4級の出る幕じゃねぇわ。
分かりやすくしっかり落ち込んだ...
ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
夜蛾「今のうちに強くなって、来年こそは出るぞA」
夜蛾学長は優しいな...としみじみ思いながら元気よく頷いた。
姉妹校交流会は結局私は在学中は一度も出たことなかったんだよね...
五条と夏油で、というか五条か夏油のどちらかで事足りるからって任務いかされてたんだ...
おのれ、腐ったみかん共め...
医務室に行けば見知った顔。
雄「あ、A先輩おつかれさまでーす！」
ニコニコと近寄ってくれば「どうですか、驚きました！？七海が術師に戻ったって聞いて、僕も出戻っちゃって」と苦笑する灰原。
雄「A先輩、髪染めました？前に比べて随分明るい髪色ですね！元気が出そうな色ですね！！」
喋り倒す灰原に毎度恒例かのように気絶をかました。
久しぶりにしっかりと気絶したと思います...
◆
◆
◆
硝子side
硝子「はぁ。しっかり倒れやがった...。灰原、ベットに運べ」
雄「了解です！」
あぁ、そう言えば灰原がコッチに戻ってきたのって今年入ってからだったよな。
七海がわざわざAが死んだのを伝えるために灰原に声かけるとも思えないし。
硝子「話してなかったのか？」
そう七海に言えば罰が悪そうな顔をした。
建人「灰原...黙っていたことがある」
その言葉に灰原が「？？？」とハテナを浮かべる。
建人「Aさんは...亡くなった。12月24日の百鬼夜行で」
拳を固く握って言う七海。
雄「え、七海。どうみてもA先輩...」
建人「灰原！本当だ...その子はたまたま名前が同じだけだ。現に今は高専一年生。今年入学した4級術師だ」
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みんちょ - うへー！最&高。主様天才？もしくは神？？応援するしかないでしょう！！ (12月13日 15時) (
レス) @page7 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
しんらん(プロフ) - コメ失礼します。一作目から話に引き込まれて最新話まで読んでしまいました！話の書き方がうまくて尊敬です…！恵や五条達との関係性の変化や今後の展開が気になりすぎます。更新大変だと思いますが、無理せず自分のペースで頑張ってください！応援してます💗 (12月12日 22時) (レス) id: 60887a943f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2023年12月12日 15時
