至福 ページ3
悟side
あ〜...
悟「至福...」
A「悟さん、手が止まってますよ？」
Aを連れて職員室に戻ったのはいいけど、報告書残ってるのが見つかって書かされてた...
膝にA乗せることを条件に書いてはいるんだけど全く進まないんだよね←
硝子「A、警察呼ぶか？」
傑「A、ごめんね。悟から離れたいなら遠慮なく言って？」
この二人は僕とAの赤い糸ぶった切ろうとしてるの！？
悟「A、酷くな〜い？あれ、A？」
Aの顔を覗き込めばなんだか気まずそうな顔...
え？
え？？？
悟「ごめんごめんごめん！もういい年したオッサンがデレデレしないから別れようとかそう言うのだけはやめて！マジでごめん！！」
目隠しを地面に叩きつけてAの目を見て言えば「へ？」って顔された。
いや、「へ？」じゃないから。
僕の死活問題だからね？Aサン？
A「えっと、そういう事じゃなくて...悟さんにお話しておかなければいけないことが...」
え？
オッサンがデレデレしてくるのは生理的に無理でしたって？
やめる！
わかった！
やめるからお願いそんなこと言わないで！？！？
傑「はぁ...悟。勝手に百面相するのはいいんだけど、多分悟が考えてるような事じゃないからちゃんと聞いてあげてくれる？」
硝子「情緒不安定か。注射いっとくか？」
傑にそう言われてはっ！！と大人でクールでGLGな五条悟を思い出して冷静になった。
悟「どうしたの？」
ピクピクと口元が動いてるのはナイショ。
でもAが話し出すのをちゃんと待った。
偉くない？←
A「えと...この間、週刊誌に...撮られてしまって...」
ん？？？
悟「何を？？」
A「私を中学の時から取材してた番組に出てる、若手の俳優さんとご飯に行ったところをです...」
ほぉー
そっかー
俳優さんとご飯ねぇー
A「あの、ごめんなさい！浮気とかではなくて！」
僕は頭に血が上って今の顔、多分ブチ切れてるのが分かるんだろうな〜
悟「大丈夫A。この世に僕以外にAが惚れるイケメンなんて存在しないから。いいネタにされただけなのは分かってる。心配しなくても潰してきてあげるから」
硝子(うわぁ、そこまで行くと自意識過剰も清々しいな...)
傑(まぁ、Aの性格からして話題にされただけなんだろうけども。潰すのはヤバくないかな？)
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作者名：伊織 凛 | 作成日時：2023年6月18日 15時
