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後悔 ページ31

Aside

A「七海にしか抱きついたことないよ?」

建人「知っています。どんなに親しくても五条さんに抱きついているのなんて見たことありませんから」

七海には五条と私が親しいように見えているらしい...
解せぬ...

建人「いいですか?Aさんはとても愛嬌があり、綺麗なんですよ。だから...」

A「さん、やだ。A」

建人「Aさん、大人の間では一定の距離感というものが...」

A「七海のペットなのに、...距離感がいるの?」

建人「ペットではありません...家族です」

A「なら、なんで?」

そう言えば七海は口ごもってしまう。

建人「Aさん、一度しか言いませんから...しっかりと聞いてくださいね」

少し間をあけて七海は口を開いた。

建人「私には、どうやら貴方を女性として、異性として見てしまっている節があるんですよ。貴方を異性として好きになってしまわないように、少し距離を置きたいんです。分かってくれますか?」

そう言う七海はなんだか悲しそう。

A「私が、呪霊だから?人間なら良かった?」

目には涙が溜まって七海の顔がよく見えなかった。

建人「違いますよ。ただ、釣り合わないと思っただけです。きっと、五条さんも貴方に私と似たような感情を抱いています。より、貴方が幸せになれる可能性を考えれば、私が引く事が正しいと思ったまでです」

五条にどんなふうに思われてるかなんて知らない。
でも、

A「七海とじゃないと番にならないもん...」

七海じゃないと嫌だ。
素直に伝えた言葉は七海に届いたか、届いていないか分からないほど小さな声だった。

建人「そうですね」

七海はそう言うと私の膝に手を回して抱っこした。

建人「私もこれから先、いくら探しても、あなた以外に番になりたいと思う人は現れないでしょうね」

抱っこされて少し目線の高い私と七海の目があった時、さっきまで真剣な顔をしていた七海の顔は柔らかくなっていた。

建人「Aのその言葉。私と一緒になっても後悔はないという意味で受け取ります。いいんですね?」

A「うん!」

チュッ
チュッ

軽いキスを何度か、今度はお互いの唇を合わせてした。

ポフッ

建人「呪力のコントロール、まだまだのようですね」

気を抜き過ぎて兎に戻ってしまい終了。
七海は微笑みながら沢山頭をなでてくれた。

痕→←立派



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ユズナ - 読ませていただきました!めっちゃうさぎさんかわいかったです!正直七海とくっついて欲しかったのと五条とくっついて欲しかったので半々でして両方とくっついてくれてうれしかったです! (7月10日 22時) (レス) @page36 id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - コメント返しありがとうございます!【立てば芍薬、座れば牡丹、走る姿は鬼の嫁】も気長に待っています〜!リクエスト良いのですか⁉夏油×(小)猿を…!夏「猿が…」猿(呼んだ?)首コテ。夏「君の事じゃないよ」みたいのが読んでみたいので御一考頂けますと幸いです。 (5月19日 2時) (レス) @page37 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 完結おめでとうございます!七海×兎が最高に面白かったです!過激派も是非とも宜しくお願いします! (5月16日 3時) (レス) @page36 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊織 凛 | 作成日時:2023年4月30日 2時

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