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ページ8

「いきどまりや 追いかけっこはしまいやで」

どうやらいつの間にか動力室へ来ていたようだ

「哀れやの〜昔は国を守護する剣だった侍が今では娘っ子一人護ることもでけへん鈍や」

「おたくらに護れるものなんてもうなんもないでこの国も…空もわしら天人のもんやさかい」

銀「国だ 空だぁ?くれてやるよんなもん」

『国が奪われようと空が奪われようと構わない でも私が護るものは絶対に奪わせない』

銀「俺にはもうなんもねーがよぉ せめて目の前で落ちるものがあるなら拾ってやりてぇのさ」

天人が銃を向けるが銀時とAが船の心臓部つまり動力源に登ってしまい手出しができない

銀「客の大事なもんは俺の大事なもんでもあるそいつを護るためなら俺ぁなんでもやるぜ!!」

その言葉と同時に二人は動力源を叩きつける
すると船は落下していった

銀「何この浮遊感気持ち悪っ!!!」

『この感覚どこかで…あ!遊園地のジェットコースターだ!!』

新「言ってる場合か!落ちてんのコレ!?落ちてんの!?」






Aは借りたパトカーに乗っていた役人と銀時が言い争う声を聞きながら海を眺めていた

銀「パトカー拝借したのくらい水に流してくれてもいいだろうが!!」

「拝借ってお前パトカーも俺もボロボロじゃねーか!!ただの強盗だ ボケ」

銀「元々ボロボロの顔じゃねーか!!かえって二枚目になったんじゃねーか」

「マジでか!!そこの兄ちゃんどのへん!?」

『ん?あー眉間のあたりが男前になったんじゃねーか?』

「眉間が男前ってなに!?つかまったく顔見てないよねぇ!?海見てたよねぇ!?」




新「…姉上俺…」

妙「行きなさい あの人達の中に何か見つけたんでしょ 行って見つけてくるといいわ あなたの剣を」


父上この男達の魂いかなるものか
ひどく分かりづらいですがそれは鈍く…
確かに光っているように思うのです
今しばらく傍らでその光…
眺めてみようと思います

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作者名:りゅう | 作成日時:2020年1月6日 1時

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