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そいつは侍というにはあまりに荒々しくしかしチンピラというにはあまりに…
真っ直ぐな目をした男だった

銀「店長に言っとけ味はよかったぜ」





銀「あ〜ダメだなオイ、糖分とらねぇとなんかイライラする」

『もうそれ糖尿病じゃないのか?しっかりしてくれよ まったく』

Aは銀時の足の間に座りスクーターに乗っていた

『銀時この乗り方少し危なくないか?ちょっと狭いし 私が後ろに乗った方がいいと思うんだが…』

「いーのいーのなんかあった時手が届く場所にいた方がいいだろ」

『?前も後ろも変わらんだろ?ていうか私は子供じゃないんだそんな言い方はやめろ…まぁいいさっきの話の続きだが私はいま…』

「おいぃぃぃぃぃぃ!!」

『また 話せないのか…』

後ろを見るとさっきの少年が走っていた

「よくも人を身代わりにしてくれたなコノヤロー!アンタのせいでもう何もかもメチャクチャだぁ!」

銀「律儀な子だな木刀返しに来てくれたの いいよあげちゃうどうせ修学旅行で浮かれて買った奴だし」

「違うわぁ!役人からやっとこさ逃げてきたんだよ!」

『何か足りないと思ったら木刀だったか なんとなーく違和感はあったんだがな』

銀「嘘でしょAちゃん さっき銀さんめっちゃ振り回してたよね 木刀超目立ってたよね」

話によると下手人扱いされクビになり明日から生きていく術がないというなんとも気の毒な話だ
すると少年が木刀を振りかぶってきた

銀時はAを片腕で抱き寄せると急ブレーキをする
後ろから鈍い音と声がしたが気づかない振りをしておこう

銀「ギャーギャーギャーギャーやかましいんだよ腐れメガネ!自分だけが不幸と思ってんじゃねえ!!」


しばらく言い争いをしていると
スーパーから出てきた女性に声をかけられた

「あら?新ちゃん?こんな所で何をやっているの?お仕事は?」

「げっ!姉上!」

姉上と呼ばれた女性はニコニコと笑顔を見せていたが

「仕事もせんと何プラプラしとんじゃぁぁワレボケェェェ!!」

次の瞬間には物凄い形相で少年を蹴り倒し馬乗りになって殴っていた

『ま 待ってくれその少年のせいではないんだ あぁどうしたものか…なぁ銀時』

振り返ると急いでスクーターに乗る銀時

銀「いいから逃げんぞA ちゃんと乗ったか? ワリィ俺 夕方からドラマの再放送見たいか…ら」

銀時が振り向くとAではなく先程の女性が座っていた

・→←第一訓 天然パーマに悪い奴はいない



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作者名:りゅう | 作成日時:2020年1月6日 1時

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