検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:26,791 hit

芥川とのその後 ページ23

A「あ…」


芥川「ぐ…」


男子トイレの前で出会いたくない人物に出会ってしまった。

なるべく接触したくないので先に食堂に行こうかと思ったがちょうどお昼時で席が一席しか空いていなかった。



相席か…

仕方なく覚悟を決めて注文する

A「オバチャン、カツ丼大盛りで」

それに芥川が自然と続く

芥川「僕もそれを…」


オバチャン「はいよ、黒服の兄ちゃんはいつもどおり小盛かい?」


芥川「なっ…や、僕も大盛りを頼む」

Aの方をちらっと見てから対抗したのか大盛りを注文する


またもや自然の流れで向かい側に座ってくる
なんだろう、前よりも近いような。敵対心は見えるがそこまででもないと言うか…

しかしAにとって気になるのはそこではなく一向に箸をつけようとしないことだ


A「どうした?」

芥川「大盛り…」

A「食べろよ、上手いぞ?」

とあまり見たことのない組み合わせに皆、気を使っているのか騒がしかった食堂は静かになり
ヒソヒソと喋る声しか聞こえない


芥川「僕はあまり大食漢では…」


A「タイショ…ク…?なんだって?」

芥川「一人でこれは食べきれぬ」

A「そういう事か、早くいえよ。食ってやるから!おかわり行こうと思ってたんだよ」

芥川「見かけの割に大食いなのだな、水使い」

A「その水使いってのやめろ、Aだ、A」

芥川「では、A。」

A「なんだ?」

芥川「先日、僕に適切な指示を下してくれたこと、礼を言おうと思っていた。お陰で太宰さんに失望されずに済んだ」


A「失望?」

芥川「もうされているも同然…だから僕は強くなって太宰さんに認めてもらう…」

A「俺はもう認めてるけどな、お前強いし」

芥川「認めてるだと…」

A「あぁ、太宰だってお前のこと認めてなかったら評価はしないと思うぞ?」

芥川「そんなはずない、僕はまだまだ…」

A「太宰は上司、俺はお前の友達だ。少なくとも俺はお前を認めてる。」

芥川「…元気づけているつもりか…?礼を言う」

A「もし太宰が嫌ならこっちに来いよ!中也って意外とズボラなんだよー、帽子かけないし、ソファで寝ちまうし…サボれるしな」

ガッ
と後頭部を鷲掴みにされた

中也「誰が緩いだァ?A…」

2 後半中也のボヤき→←ちょっとした謀反



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
77人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

玲生奈 - ありがとうございます!えとタメ語で大丈夫です!あとなんて呼んだらいいですか? (2017年11月17日 17時) (レス) id: d58775a0af (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ダチるの大歓迎です!!沢山絡んで下さいな(´ω` ) (2017年11月17日 7時) (レス) id: 92bceec594 (このIDを非表示/違反報告)
玲生奈 - ごめんなさい!私そういうのやっていなくて…ありがとうございます。よかったらお友達になりませんか? (2017年11月16日 23時) (レス) id: d58775a0af (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 玲生奈さん» あら、ボードいけなかった笑、暇なときこちらに書き込んで下さいな、気軽にどうぞー (2017年11月16日 22時) (レス) id: 92bceec594 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 玲生奈さん» コメントありがとうございます!では後ほどボードにお邪魔させていただきますね(´>ω∂`) (2017年11月16日 22時) (レス) id: 92bceec594 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2017年10月8日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。