ペットは責任 ページ5
本部
勢いで連れて帰ってきてしまった
これからどうしていいのか分からず
首領の部屋にいる
森「…で、その子が?」
A「はい、裏に組織は無さそうなので適当に脅して本人だけ連れ帰りました」
森「うーん…ま、Aくんが言うならいいか…」
A「?」
A「で、この子の世話や教育ですが…」
森「もちろん、君がやるんだろう?」
A「はい?」
森「当然じゃないか、拾ったペットは責任もって飼わなきゃ。だろう…?」
梓苑「(ペット…!?)」
A「…最悪…」
中也「…災難だな、梓苑。Aはガキが嫌いなんだ」
A「中也、余計なこと言うな」
森「…しかし、今の身なりを正す所から始めた方がいい。エリスちゃんの服でよかったら…」
A「いえ、結構です。」
とにこやかに断るA
中也「樋口の所にでも連れていくか?」
A「よし、丸投げしよう」
中也「では、ボス」
A「失礼します」
とAに続くように梓苑もペコリと頭を下げる
✱
樋口「この子が…?」
A「うん」
と初対面の人が苦手なのか
Aの後ろに隠れている
樋口「とても思えませんね」
中也「すまねぇが、服やら色々用意してほしい。頼めるか…?」
樋口「いいですけど…A先輩いいんですか?」
A「ん?なにが?ま、任せるよ」
中也「ほんとに丸投げかよ」
樋口「私は樋口です。敵ではありません。さぁこちらに」
梓苑「A…さ、ん…」
A「大丈夫、この人は俺の友達だから」
樋口「友達だなんておこがましいです!」
中也「樋口、話がややこしくなるから認めとけ」
樋口「すいません、友達です!大丈夫ですよ!」
梓苑「ボク、梓苑です」
A「じゃあ任せたからね」
中也「さ、報告書書くぞ」
A「うぇー、お酒飲みながらね」
中也「莫迦、それじゃ仕事になんねぇだろ」
と会話しながら遠くなっていく二人の幹部の姿を見送る二人の女の子。
女の子。
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作者名:葵 | 作成日時:2017年5月14日 21時