怒り ページ25
A「…中也…」
中也『Aか！？今どこだ！てめぇどこ行ってやがった！！』
A「詳しくは帰ったら話すから…太宰の家まで迎えに来て」
中也『…太宰だァ？そこ動くんじゃねぇぞ！太宰死なす』
太宰「怒ってるっぽいね」
A「ブチ切れてる」
太宰「では蛞蝓が来る前に私は失礼するよ」
A「ちょっ…」
さっきの行為のせいでまともに引き止められず
逃がしてしまった
✱
数分してドアを蹴破り部屋の中に押し入ってきた恋人は何も言わず俺を抱き抱えると
車に乗せ本部まで目も合わせず、ただ車を走らせた。
その横顔は先ほどの怒りが嘘だったかのように涼しい顔をしていた。
✱
首領室
森「やあ、Aくん。おかえり」
エリス「おかえり、Aがいなくなってから退屈だったわ」
A「は、はぁ…」
森「いよいよ、明後日だよ。準備は出来ているね？」
A「ええ、まぁ一応。中也。スーツ受け取ってくれた？」
という問いかけに対し、目をそらす中也。
なに、無視？
そんな中也にムカついたが、首領の前なので
そのまま話を続ける
どこか落ち着かないと感じながら、作戦を聞き、ひとまず探偵社と手を組む方向で話を進めた。
ひと段落した所で休憩をもらえた
A「では、失礼します」
中也「失礼します」
とこれが電話を除いてはじめて聞いた声。
A「…幻滅した？」
と部屋を出てすぐ沈黙を破るように聞く
中也「……。」
A「気持ち悪いでしょ、好きな人じゃなくても関係なく寝れるんだ、俺。」
中也「…」
(名前「辛いなら…わ、かれても…いいよ？」
中也「なっ…」
A「俺は別れたくないけど、中也が辛いなら…これからもなにがあるか分からないし」
ガッ
胸ぐらを掴まれ壁に押し付けられる
中也「…ふざけんな！」
殴られるかと思い目をつぶるとキスされた
A「んっ…は…」
中也「てめぇ、俺に振らせようとしてんのか、ふざけるのも大概にしろよ。あの部屋みたらなにがあったか大体分かんだよ！」
A「…俺…太宰と寝たんだよ…お前のこと好きなのに」
中也「…どうだったんだよ、太宰の方がいいのか？なら好きにしろよ」
A「俺は中也が好きだよ」
中也「じゃあなんで俺以外とそういうことすんだよ、平気なのか？それとも情で俺と一緒にいんのか？」
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葵 | 作成日時：2017年5月14日 21時
