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予防線 ページ2

本部

A「え、じゃあ知り合いってこと!?」

芥川「…おそらく…」

中也「なんで曖昧なんだよ、旧友って事だな?」


樋口「私が入ったばかりの頃太宰さんが話してるのを聞きました。一緒にいた子汚いガキを見逃す代わりにポートマフィアに入れたと」


芥川「…樋口」

樋口「すみません、出過ぎた真似を」

A「じゃあ、なんでその恩人である芥川を襲うの?」

芥川「…僕にも分からぬ…」


中也「それはじきにわかるだろ、生け捕り。だろ…?」

A「そうだね、貧民街の…暗殺を誰から習ったのか聞きたいし…」


中也「しかし、そうなるとひとりで来るとは限らねぇ、予防線をはるか」


A「そうだね、参謀として働くか」


樋口「お2人で考えた方が良さそうですね、では私達はこれで」


芥川「…失礼する」


A「芥川…貸1な」


無言で頷く芥川
少し微笑み静かにドアをしてる樋口


中也「…結局、後輩に甘ぇんだな」



パァン


バリンッ


A「おーこの銃照準合わせやすい」


中也「てめぇ!!」


中也のお酒の瓶に見事命中させるA


A「芥川の貸…中也が返してくれてもいいんだよ?」


中也「…」


と恐ろしいことを口にするAに悪寒がした


A「うそうそ!さ、明日に備えてお酒飲んで寝るよ!」


中也「飲むのか?」


A「ホントは飲みに行きたいけど、浮気はしたくないから、ここで」


中也「てめぇ、堂々と…覚悟しとけ」


A「なに、妬いてんの?、中也が1番」


中也「…浮気する奴の言葉だな」


A「…」


ぷくっと頬を膨らますAの髪をわしゃわしゃと撫でくり回す中也


A「中也…」


ちゅっ


中也「おい、グラス…」

と手に持っていたグラスをキッチンに置き、再度口付けを交わす


A「やばい、」


と中也の細い腰を引き寄せるA


中也「A、酒は…どう、すんだ」


A「あ、そうだった。お酒、お酒!」


とぱっと手を離すA
言ってから後悔している中也


中也<お酒
の現実に少し愕然とした


A「シャンパンかー…」

とグラスに注ぎながら
こぼすA


中也「後味がスッキリしてるからこっちのがいい」


A「それもそだね、乾杯」


中也「乾杯」




中也「うー…」


A「寝るならベット行きなよー?」


ほら酔った。
弱いのに頑張るから。
明日は二日酔いだろうね

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , 男主   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2017年5月14日 21時

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