八百万と言う少女 ページ46
『八百万完全停止？！』
しまった
自分で自分の首を絞めた…
まずいまずいまずいまずいまずいまずい！！！
尾白君が教えてくれた洗脳系個性
自分でいくら止まれと指示しても足は変わらず場外になる線へと向かっている。
バカ……
バカバカバカバカ！！
折角”お姉ちゃん„と約束したのに！！
優勝するから見ててって言ったのは私なのに私が約束破ってどうするの！！
動いて
動いて！！
動かない体に必死に指示を出す。
私の個性は体からならどこからでも物を造り出せる。
でも指一本も動かない。
「バカ！！！
あんたが約束したじゃない！！
優勝するって！！
約束破るんじゃないわよ！！！
っ＿＿バカA！！！！」
客席から聞こえる声。
嘘……？
だってこの声……
バンッ！！！
地面に破裂した音が響く。
「はぁ＿＿はぁ＿＿はぁ＿」
『八百万！！
とどまったぁぁ？！！』
尾白君は”衝撃„で個性が解けたと聞いた。
だから声を聞いた瞬間ほんの一瞬だけど指が動いた。
私はそれを確認して手榴弾を指から造り出し、
地面に向かって思いきり投げた。
その衝撃で個性が解けた。
「何で
体の自由はきかないハズだ
何したんだ！」
あの”声„が私に指を動かす隙をくれた。
あぁ
また助けられちゃったよ……
「なんとか言えよ」
だめ
折角解いたのにいくらドジな私だからって同じドジは踏まない。
「指動かすだけでそんな強個性か羨ましいよ」
「俺はこんな個性のお陰でスタートが遅れちまったよ
恵まれた人間にはわかんないだろ」
「誂え向きの個性に生まれて望める場所へ行ける奴らにはよ！」
私も恵まれた個性だって自覚はしてた。
私の知り合いが同じような苦しみを持ってたから分かるよ
辛さが
でも
負けない！
私は個性を使い彼を拘束しようとしたが避けられ、
肉体戦に持ち込むことにした。
「なんか言えよ！」
私の頬を殴る彼の拳。
「らぁぁ！！」
幼い頃習っていた柔道、
そしてヒーロー科での特訓、
轟君に相手してもらって鍛えた肉体戦闘。
負けるわけには行かない！
「せぃ……やぁぁああ！！！」
彼の腕を掴み、
押し出されそうになった場外線に彼を投げる
「心操君場外！！」
「八百万さん二回戦進出！！」
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果隈 藍架 - ルイＰさん» 教えてくださりありがとうございます！ルとンをうち間違えてしまいました。すぐに直します (2017年3月5日 18時) (
レス) id: 7b83d3d0c5 (このIDを非表示/違反報告)
ルイＰ - オールマイトのコスチュームのカタカナ間違ってませんか？シルバーエイジだと思うんですが (2017年3月4日 10時) (レス) id: 8f215b8f3d (このIDを非表示/違反報告)
果薈 藍架 - ありがとうございます！参考にさせて頂きます！私は小学生なので高校生の身長基準とかしらねーよ！的なノリで適当に決めてたのでありがとうございます (2017年2月18日 22時) (レス) id: 7b83d3d0c5 (このIDを非表示/違反報告)
尽(プロフ) - 私も白鬼姫さんと同様の意見です。小さめにしたいのであれば、150とかに変えた方がよろしいかと……内容はとても面白いです。応援してます！ (2017年2月16日 22時) (レス) id: 407de71ff7 (このIDを非表示/違反報告)
白鬼姫(プロフ) - 私は女子で身長が162何ですが後ろから数えて圧倒的に早いので161は高いと思います (2017年2月16日 21時) (レス) id: 35596ba4c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果薈 藍架 | 作成日時：2017年1月17日 17時
