八百万と言う少女Pat2 ページ47
「待って！
心操君！」
試合が終わり、
控え室に戻ろうとしていた心操君を引き留めた。
「何？
用が無いなら行くけど」
「待って！
心操君個性のせいでスタート遅れたって言ってたけど、
心操君はちゃんとスタートラインを切って走り続けてるよ！
確かに洗脳はヴィラン向きの個性かもしれない」
私がそう口にすると心操君はムッとした顔をする。
「でも洗脳なんて対人じゃ強いし、
一人操って仲間割れさせて根絶やしだってできる
心操君は強いよ！！
自信持って！！」
私が言うと心操君は唇を噛み締めなんとも言えない顔をしていた。
「は…れ？」
突然視界が真っ暗になった。
「オイ！」
最後に聞こえたのは心操君の声＿
〜采芽side〜
「オイ！」
「やっほ〜心操君
元気？
うちのAがごめんね？」
倒れているAに声をかける心操君。
「あんたは……
鋼鉄ヒーロー
スティア……」
「あ、
名前知ってるんだ
ありがと〜
ちょっとごめん」
心操君が抱えているAの顔を覗く。
「とりあえず治与のとこ連れてくか」
Aを横抱き、
いわゆるお姫様抱っこをする。
「それよりこんなところに入ってきていいのか？
関係者以外立ち入り禁止だぞ」
私を軽く睨む心操君。
確かに私は警備のカード持ってないし体育祭来たのもプライベート。
「大丈夫
一応許可取ってるしある意味私関係者だし」
私は保健室に連れていこうとするが
「ああ
そうそう心操君Aとの勝負とさっきの会話見たよ
何も知らない癖に的な顔してたけど、
影響受けたでしょ？
私も元はこの個性嫌いだった。
金属って簡単に人を殺められるし特に刃物を作るのが得意だったから尚更敵向きって言われてた
でもヒーローへの憧れは捨てきれなくて迷ったとき、
Aが助けてくれたんだ」
そう言うと信じられないとでも言うような顔の心操君。
本当の話だよ
「Aが純粋にお姉ちゃんはヒーローなれる！
私が憧れたのは私を助けてくれた”ヒーローのお姉ちゃん„だからって言って、
いつかこの子を守れる本物のヒーローなりたい、
この個性で救われる人もいるって気づかせてくれたのこの子だから」
私に原点をくれたA。
昔と変わらない真っ直ぐ前だけを見る瞳
私はAの頭をそっと撫でた。
「君も影響されたならヒーローなれる
現になった人がいるから」
「夢を見るのは子供の特権。
大人になったらできないから今のうちに夢見なさい
”少年„」
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果隈 藍架 - ルイＰさん» 教えてくださりありがとうございます！ルとンをうち間違えてしまいました。すぐに直します (2017年3月5日 18時) (
レス) id: 7b83d3d0c5 (このIDを非表示/違反報告)
ルイＰ - オールマイトのコスチュームのカタカナ間違ってませんか？シルバーエイジだと思うんですが (2017年3月4日 10時) (レス) id: 8f215b8f3d (このIDを非表示/違反報告)
果薈 藍架 - ありがとうございます！参考にさせて頂きます！私は小学生なので高校生の身長基準とかしらねーよ！的なノリで適当に決めてたのでありがとうございます (2017年2月18日 22時) (レス) id: 7b83d3d0c5 (このIDを非表示/違反報告)
尽(プロフ) - 私も白鬼姫さんと同様の意見です。小さめにしたいのであれば、150とかに変えた方がよろしいかと……内容はとても面白いです。応援してます！ (2017年2月16日 22時) (レス) id: 407de71ff7 (このIDを非表示/違反報告)
白鬼姫(プロフ) - 私は女子で身長が162何ですが後ろから数えて圧倒的に早いので161は高いと思います (2017年2月16日 21時) (レス) id: 35596ba4c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果薈 藍架 | 作成日時：2017年1月17日 17時
