【sn】医務室の華【君に恋する】

40話 ページ41

A side


『戦争、ですか...』



そうぼやく私は、今現在オスマンさんと一緒にお茶を楽しんでいる。



os「そんな嫌そうに言うてたって、口元緩んどるよ」



誤魔化せてないめぅ♡とキャピッ、と効果音がつきそうなほどの語感でそう言うオスマンさんだが、実際口元が緩んでいるのは事実である。



『だって初任務ですよ？そりゃぁ...楽しみですよ』



私はオスマンさんからの指摘に、誤魔化すように紅茶を啜り、にやりと笑ってそう答える。



os「んふふ、Aちゃんも染まって来てるんやなぁ？」



するとオスマンさんは嬉しそうに笑うと、そう言って頰杖をついて私を下から眺めてくる。



『そうなんですかね...』



確実やと思うで、と私のぼやきにそう反応をし、頰杖をやめて紅茶を飲むオスマンさん。



そんな彼を一瞥し、紅茶をコクリと飲み、昼寝日和の陽光に、空を見上げる。



彼の言う通り、私は随分と此処に染まっているみたいだった。

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