22話 ページ23
A side
翌日。
「ただいま。みんな」
朝ご飯を、恐縮ながら、幹部様方と食べていれば、唐突に開いた扉。
聞こえてきた声は懐かしいもので。
行儀が悪いとは分かっていても、私は急いで車椅子を動かし、兄さんの前に行く。
『に、兄さん...！お、お帰り！！』
自分の上にある彼の顔を見上げてそう言い、上がる口角をそのままに彼の言葉を待つ。
ni「おうおうw落ち着けAwただいま。久しぶりやな」
私の行動に、少し笑いながら、怪我心配しとったけど元気そうやな、と頭を撫でてくれる手つきは優しく、安心感に心が満たされる。
その安心感に浸っていれば、グイっと体が後ろに引っ張られ、視界が覆われる。
sn「......兄さん。おかえり」
そんな時に頭上から聞こえたのは、少し機嫌の悪そうなぺ神の声。
どうやら私は今、ぺ神の腕の中にいるらしい。バックハグ、だったっけ？あったかい。
ni「ふっ、なるほどね...ただいま。ぺ神」
そんなぺ神に対し、兄さんは少し笑うと返事をする。
誰にでも聞こえるような声量で言われた、なるほど、という単語にぺ神は、
sn「？何が、なるほど、なん？」
と首を傾げている。
エネルギーが脳へといったのか、力の緩んだ腕をゆっくりと解く。
見上げればある、ぺ神の表情は声色の通り、わからない、といったような表情だった。
ni「いや...特に理由はないで。他の奴らも待っとるし、行くな」
しかし兄さんはニコッと笑って、ぺ神のさらに奥にいる幹部様方に視線を向け、ぺ神の肩をポンっと優しく叩くとそう言って歩いて行った。
sn「わ、わかった」
この場には困惑した様子のぺ神と、密かにぺ神の体温を堪能する私が残った。
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イオ(プロフ) - はーなーさん» はーなーさんコメントありがとうございます！すみません。こちらの不手際ですね...すぐにフォロリク通しますね！ (2021年5月26日 18時) (
レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
はーなー - 2コメ！初コメ失礼します。あのぉ…Twitterの鍵垢の方、フォローさせて頂きたいのですが… (2021年5月26日 17時) (レス) id: cc35c4fdc3 (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - 雨音さん» 雨音さんコメントありがとうございます！更新頑張りますね！ (2021年5月18日 13時) (レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
雨音 - よっしゃ！！1コメ！！新作楽しみにしてました！これからも応援してます！頑張ってください！ (2021年5月15日 19時) (レス) id: 13ab585311 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イオ x他1人 | 作成日時：2021年3月15日 17時
