20話 ページ21
A side
em「噂...ですか？」
エーミール様はそんな私の言葉が気になったようで、コテン、と首を傾げ、聞いてきた。
『はい。総統閣下は気に入った者を離さない、気に入られた者も逃げられない。そして...
精神年齢が5歳になることがある、と』
指を一本ずつ立てていき、3本立てたところでそう告げれば、幹部様達は聞き耳を立てていたようで、シーン、と沈黙の後に爆発したように笑い声が響く。
tn「んっ、ふはっw、も、もうええわw怒る気せんくなったww」
os「的確やったなぁw」
他の幹部様方も同様に笑っており、少し拗ねたような表情の総統閣下以外、皆転げ回らんばかりに腹を抱えて笑っている。
ただ私には別に特段面白いことを言った覚えがあるわけでもないため、そろそろ帰ってもいいかな、なんて考えてしまう。
すると肩をツンツンと軽くつつかれる。
パッと振り返れば、そこには未だ少し口元の緩んだショッピ様がいた。
shp「...流石に今帰すのは可哀想なんで、今日だけは食べていきません？
...A先輩？」
小声でボソッとそう呼ばれ、首をかしげる彼は、どう見ても彼が私の後輩だった頃と変わず、思わず喉がつまり、嫌でも帰る、などと言えなくなってしまった。
『ッ！...わかりました。ショッピ様に免じて...今日だけです』
渋々折れた私がそう言えば、総統閣下は、
gr「っし！」
と小さくガッツポーズをする。
一体何がそんなに嬉しいのだろうか？
私は書記長様が呆れたように総統閣下を見ているのを横目に、椅子に座りなおし、他を待つ。
ht「取り敢えず食べよ？ゾムとか狂犬がそわそわしてる」
するとひとらんらん様がそう言い総統閣下を促す。
gr「よし。食べるか。
いただきます」
総統閣下のその声に、私にとってあまり居心地の良くない食事が始まった。
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イオ(プロフ) - はーなーさん» はーなーさんコメントありがとうございます！すみません。こちらの不手際ですね...すぐにフォロリク通しますね！ (2021年5月26日 18時) (
レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
はーなー - 2コメ！初コメ失礼します。あのぉ…Twitterの鍵垢の方、フォローさせて頂きたいのですが… (2021年5月26日 17時) (レス) id: cc35c4fdc3 (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - 雨音さん» 雨音さんコメントありがとうございます！更新頑張りますね！ (2021年5月18日 13時) (レス) id: d37811f059 (このIDを非表示/違反報告)
雨音 - よっしゃ！！1コメ！！新作楽しみにしてました！これからも応援してます！頑張ってください！ (2021年5月15日 19時) (レス) id: 13ab585311 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イオ x他1人 | 作成日時：2021年3月15日 17時
