chapter1-動機- ページ20
ﾓﾉｸﾏ『盛り上がってるとこ悪いんだけどさ!!
もうホントマジで聞いてらんないんだよね!!
朝から皆集まっちゃって､結束とか協力とか言っちゃって…コロシアイから遠ざかっていくんだもん…ボクは悲しいよ…」
「モノクマ…!!」
鉄角)コロシアイしねーように団結し合うんだから当然だろーが!!
ﾓﾉｸﾏ『分かった。ピコーン!!閃いたのだ!!
場所も人も環境もこれだけミステリー要素が揃っているのに､どうして殺人が起こらないのかと思ったら…そっか足りないものが1つあったね」
井吹)は?足りないもの?
ﾓﾉｸﾏ『動機だよど･う･き！だったら簡単!!ボクが皆に殺人の動機を与えればいいだけだもんね!」
…動機?
ﾓﾉｸﾏ『それならば!!オマエラにこれを渡しておきましょう…ジャーン殺る気になるDVD〜!!
個別に用意したそのDVDはオマエラの殺る気を呼び覚ますお宝映像が収録されています!!
オマエラは貴重な殺人の動機を手にいれるのです!!」
皆帆)だったら尚更見ないよ。
僕達に動機なんか必要ないしね
ﾓﾉｸﾏ『うぷぷこれを聞いてそう言ってられるかな?」
天馬)ど、どういうこと?
ﾓﾉｸﾏ『なんと！このDVDの中身はちょっとした外の世界の映像なんだよね」
外の世界…!?
真名部)本当なんですか!?
野咲)どうしよう…でも…
ﾓﾉｸﾏ『うぷぷ!!気になる?気になってきたっしょ?見たくなってきたっしょ?
オマエラの部屋のテレビで見れるんで大事に持って帰って下さいね!!
まぁテレビはそれしか使い道ないけどね!!」
そういえば…部屋のテレビは全部砂嵐だけだったな…この為だけに用意されたようなものじゃないか…!!
ﾓﾉｸﾏ『まぁ見る見ないは自由だけどさぁ自分からハンデは作りたくないだろ?
オマエラはまだお互いの本性を何も知らないわけだしさ!!
誰かが殺しを企んでいたとしてもそれに気付くことは出来ないんだよ……うぷぷじゃあね!!」
嵐が通り過ぎた後の静けさ…
だがそれは不気味な程の静寂で…
さっきまで一丸となった俺達に落とされた影
それは不安や葛藤と共に俺達を全て飲み込んでいく…
銅像の前に置かれた開けっぱなしのダンボールの箱…
そこには、それぞれの名前が書かれたDVDが乱雑に積み重なっていた
誰も困惑していて迷いからか、
今いる場所から一歩も動かない
「外の世界の映像…
…………それが俺達の動機…?」
次から次へと忙しなく迫って来る謎に
俺の思考回路はもう限界寸前だった
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パルマ(プロフ) - デコニャンさん» デコニャンさん､ありがとうございます!!これからも精進していきます!! (2014年8月30日 13時) (
レス) id: 2c377765ef (このIDを非表示/違反報告)
デコニャン(プロフ) - まぁ、悪くないですね。 (2014年8月29日 18時) (レス) id: 54f6138638 (このIDを非表示/違反報告)
パルマ(プロフ) - 堕ちアリスさん» わぁ!ありがとうございます^^完結まで謎解きを楽しんでいただければ光栄です!!! (2014年5月22日 20時) (レス) id: 2c377765ef (このIDを非表示/違反報告)
堕ちアリス - ダンロンとのコラボレーションうれしいです (2014年5月22日 2時) (レス) id: a2dc55f474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パルマ | 作成日時：2014年5月9日 16時
