Really no (ページ16)

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◎ Sea and sunscreen ページ16

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ym.s

「すっげー久しぶり！」

目の前に広がる青くて綺麗な海。
高校生の俺はこれを見てテンションが上がらないはずもなく…見ての通り、水着で飛び跳ねる俺は傍から見れば幼稚園児と間違われそう。

なーんて、俺もそこまで子供じゃねぇわ。

「早く帰ろーよ～」

もう一人、俺の隣で海目前にして全く乗り気じゃない恋人がいた。
水着は着てるけどしっかりラッシュガード着て日焼け止め万全で…… 女子か。

そんなせんせーは当たり前のように真っ白だった。
所々にあるほくろが妖艶な雰囲気を醸し出していて、へんな気分になりそう。

………… こんなとこで発情したら我慢できなくなるから耐えろ俺、！

「………つか、なんで海嫌いなわけ？」

「泳ぐの好きじゃないから、焼けたくないから」

「泳ぎは俺が教えてあげるじゃん、

………… って言っても俺も泳げないんだよねぇ……」

「え、ちょっとまって？二人して溺れる羽目になるの？」

「そんな深い所まで行かなくても楽しいよ、」

そう、浅瀬のところで地面掘ったり水の掛け合いしたりする方が泳ぐより全っ然楽しい。
それがせんせーとなら尚更。

「あ、それよりせんせー呼びやめてよやまだくん。こんなところでせんせいなんて呼んでたら普通にあぶないというかやばいでしょ、」

ん～、それもそうか、
じゃあ、

「けい！」

「… っ、急はずるいよ、」

「ふふ、赤くなってる。かーわい、」

真っ赤に染まった頬を撫でれば、やめてと腕を退かされる。
人多いから、イチャイチャするの嫌なのかな？
それでも俺は負けじと先生の腰に腕をまわしてぴったりと体がくっつくぐらい距離を近づけた。

ただただ気温が高いからなのか、はたまた照れてるのか。どんどんと熱くなるけいの体温でさえ愛おしく感じた。

「…じゃま、はなれて、っ」

「やだ～」

「やまだくん？どいて？」

「だからいやだって。」

何度も何度もどけと言われて腹が立ってきた。
短気だって分かってるけどさぁ、、、いくら恥ずかしいからって、もう慣れてよ。

「はぁ、もう……

じゃあ、俺からはなれないやまだくんに頼み事があります。」

「なぁに？」

「背中に、日焼け止め塗ってほしい、」