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side・
いの「さ、戻ろっか」
いのちゃんから離された唇
ひか「うん…」
もう戻るのか…
先に歩いていくいのちゃんの隣を歩く
だんだん見えてくる薮たちの姿
やっぱりやだ…
もう少しだけいのちゃんといたい
無意識のうちにいのちゃんのパーカーの裾を掴んでいた
いの「ん?どうした?」
ひか「えっ、いや、なんでもない…」
やっぱりわがまま言っちゃいけないよね
いの「…戻りたくね〜」
ひか「へ?」
いの「光。抜け駆けしない?」
ひか「…うん!俺も戻りたくない。」
俺の手を取って薮たちがいる方向とは真逆の方向に行くいのちゃん
いのちゃんも同じこと思ってたんだ…
きっと今までもそうだったんだ
俺がいのちゃんのこと思ってたように
いのちゃんも俺のこと思ってくれて
それですれ違って
お互いに傷ついて
バカみたいだけど
ひか「いのちゃん、俺ら相思相愛だね。」
きっといのちゃんにも伝わったんだろう
いの「そうだね。」
そう言っていのちゃんは優しく微笑んで
手をさらに強く握りしめてくれた
いのちゃんへのすきが溢れちゃって
いのちゃんに抱きつく
相変わらず照れて目を合わせれくれないけど
しっかり抱き締め返してくれる
ひか「いのちゃん、だーいすき」
いの「っ、今日の光かわいいすぎるだろ〜」
やっぱり薮の言ってた占いは大当たりだ
その日は結局日が沈むまでいのちゃんと2人で海を満喫して
薮たちから先に帰っているとのメールがはるか昔に来てたから
いのちゃんと2人で同じ家に帰った
薮の占いは大嘘でだったと知らされたのも、あの3人に質問攻めにされたのも後日であった
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作者名:いのおとめ | 作成日時:2017年10月11日 1時