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9匹目 ページ10

「_____じゃあ、お疲れ様でした」




「おつかれ〜、気をつけて帰れよ」




「うん、ありがと!じゃーね」




キヨの家から出て、真っ直ぐと家へと向かう。




レトさんはまだやることがあるみたいで、一緒には帰れなかった。




あの二人、すごく仲が良いからね。多分、二人で普通に遊ぶんだと思う。




…まふ、拗ねてるかな。二人の時間が減ってたの、謝んなきゃなぁ。




そう考えて歩いていると、近くの公園から、見覚えのある顔の人が出てきた。




「…あ、帰ってきた」




「ま、まふ!?」




公園から出てきたのはまふだった。顔は赤くて、ずっと此処で私が通るのを待ってたみたい…。




すぐに私はまふに駆け寄って、手を握る。




「冷たい…。いつから此処にいたの?」




まふは私の手を自分の頰に当てて、ふにゃっと笑った。




「そんな待ってないよ。…Aちゃんが居ないと暇で、やることがなくてさ」




「…ッ」




こんなに冷たくなるまで、私のこと待っててくれてたんだ。




家で待ってれば会えるのに…わざわざ、此処まで出てきてくれたんだ…。




「……まふっ」




「わっ!?……ふふ、どうしたの?」




たまらなくなって、力強くまふを抱き締めると、まふも強く抱きしめ返してくれた。




朝の拗ねてた様子は全然なくて、ただ私を優しく包み込んでくれる。




「まふ、帰ろ?まふにね、話したいことがあるの」




そう言うと、ぴくっとまふの身体が跳ねた。




「………別れ話?僕、捨てられるの?」




弱々しく呟くまふから離れて、私は安心させるために優しく微笑む。




私がまふから離れるわけない。だって、こんなに好きなんだもん。




「なわけないでしょ?…私が、どれだけまふのこと好きかって話だよ」




「あははっ、今更だね」




今日はたくさん、お話しして眠ろう?

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設定タグ:まふまふ , 歌い手 , 甘々   
作品ジャンル:恋愛
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kyojin(プロフ) - bulanちゃんの小説何回も読みなおしちゃう何回見ても面白いわ (2020年6月14日 5時) (レス) id: e5ec5ac655 (このIDを非表示/違反報告)
frowa* - 超面白いです!! まふくんめっちゃ可愛い!!!!更新、楽しみに待ってます! (2019年10月12日 19時) (レス) id: 15d70efbed (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます! (2019年7月17日 22時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
kyojin(プロフ) - 無事終業式を終えたお (2019年3月22日 12時) (レス) id: e5ec5ac655 (このIDを非表示/違反報告)
bulan - きょん》( ´ ▽ ` )ノ (2019年3月10日 20時) (レス) id: f1d29d8062 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:bulan | 作成日時:2019年1月5日 22時

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