Embodying War 【本編】 (ページ18)

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第１７話　研修指導？２日目【兎野&皇羅切】④ ページ18

「あ、皇羅切さん」

そう言って飲みかけたコーヒーを片手に
蛇永は軽く頭を下げた。

その様子を後に兎野がコーヒーを軽く飲んでから口を開いて質問に答えた。

「俺が忘れちゃってたんでコーヒー奢ってただけですよ。
皇羅切さんはなんかありやがったんですか？」

そうまた問いかけると皇羅切は自分の頭の後ろに手当てて、返事を返す。

「ああ、そうだったんだ。
いやー俺は単純に今日の仕事がもう終わっちゃったから、ちょっと仕事探してただけなんだけど…」

困ったような顔で言いつつも、
慣れてるのか別段口調はさほど気にしていないようで、軽く笑いを含んだような話し方だった。

「なるほど、まぁでもこっちも多分研修指導用に残してくれてる仕事しか無いと思いますよ。

あとはあの2人がやりやがってるんじゃないかと」

「ははー、だよねー」なんて言いながら軽く笑い返す皇羅切と話す兎野を見ながら蛇永はふと疑問に思い、口を開く。

「今、その仕事してる人達って誰なんですか？」

話を聞く感じだと仕事量それなりにあるんじゃ、と蛇永が質問すると兎野と皇羅切は黙って少しの間顔を見合わせると蛇永の方を向いて同時に話し出す。

「それはまぁ、メンバー内って言ったら＿

＿隊長と副隊長しか居ないですね/居ないだろ」