白雪25 ページ31
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ザン『…なぁ』
『ん？どうしたの、ザンザス』
ザン『その…オレに日本語教えてくれ』
昨日約束した通りに家に来てくれたザンザス
最初はお母さんも交えて話してたんだけど
買い物で出ていってからは二人きりで
緊張から私の口数が少なくなったところで
ザンザスがそう唐突に口にしてきた
『いいけど…、急にどうしたの？』
ザン『…お前と、日本語でちゃんと話てぇなって』
照れたように、はにかみながら言うザンザスに
私の心臓はまた高鳴る
ねぇ待って一体全体どうしたのザンザスは。何でこんなに素直なの表情豊かなの、私殺されんの？あっ昨日既に殺されてたわ。ってかこれ何て乙女ゲー
…このパニクり方に
デジャヴを感じるなぁ(遠い目)
『んー、でも教えるっていってもどうすればいいのかな…。あ、ザンザス少しは日本語話せるよね？誰に教わったの？』
ザン『家光』
『え、お父さんに！？』
ザン『ひらがなとカタカナくらいだけどな』
さすが、将来のヴァリアーボス
それだけで話せるのはすごい
幼稚園で私がやったドリルとか…
って思ったけど、それは必要なしかな
ってか、お父さんが教えてたのか
……すごく心配だ(バジル参照)
あ、いい事思いついた
『じゃあさ！私がイタリア語で話すから、ザンザスは日本語で話そ？昨日の公園みたいに。
私もイタリア語うまく話せてるか分からないから…お互いに練習できるでしょ？』
ザン『…わかった』
『何て言っていいか分からなかったら、その時はイタリア語で聞いて？』
ザン｢わかった｣
そうして、お母さんが帰ってくるまで
私達はイタリア語と日本語の会話をしていた
いつの間にか、緊張はどこかへと消えていて
ザンザスも大空の炎を持ってるもんね…と
改めてボスに成り得る器の凄さを感じた
夕飯を三人で食べて、再び談笑する頃には
まだ多少たどたどしくはあるものの
普通に日本語で会話する事が出来ていた
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
奈々｢はーい、今行きますねー｣
お母さんが玄関へと向かう
あーあ、お迎えきちゃったかな
そう思いながらザンザスの方を見ると
同じ事を思ってたのか、眉が下がっていた
…やだな、このままザンザスとお別れ
私も、イタリアに行きたい
途端にザンザスの目が見開かれた
その目線はしっかりと私のまま
？ どうしたんだろ
そう思って口を開こうとすると
お母さんが私たちを呼ぶ声が聞こえてくる
ザンザスの手をとって立ち上がり
玄関へと向かった
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緋斗鳥(プロフ) - 評価ありがとうございます！何ていうか、皆好きねぇこういうの(特大ブーメラン) (2018年7月26日 16時) (
レス) id: 94089652f7 (このIDを非表示/違反報告)
緋斗鳥(プロフ) - ぼちぼち更新再開します〜〜。お待たせしてます、申し訳ねぇです (2018年7月20日 2時) (レス) id: 29dabd5e6c (このIDを非表示/違反報告)
緋斗鳥(プロフ) - 黒猫♪♪さん» ありがとうございます！長らく更新せずすみません。楽しんでいただけたら幸いです＾＾ (2018年7月20日 2時) (レス) id: 29dabd5e6c (このIDを非表示/違反報告)
黒猫♪♪(プロフ) - とっても面白いです！！続き楽しみにしてます！！ (2017年10月4日 7時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
緋斗鳥(プロフ) - 時雨さん» お返事遅くなりました！コメントありがとうございます。大好きですかありがとうございます、俺も好きです← 更新ぼちぼちしていきますので気長にお待ちください。励みになります(￣^￣゜) (2017年6月3日 0時) (レス) id: 3f1de9717b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋斗鳥 | 作成日時：2014年12月14日 2時
