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「まあ、こんな感じでノリだけは良いクラスだよ」
A「は、はあ･･･。
(普通のクラスのノリがわからないけど、1年間このノリについていける気がしない･･･)」
「さて、鳥遊里さんの席だけど･･･窓際の1番後ろ、東雲くんの隣だよ」
窓際の1番後ろ･･･と言うと、オレンジ色髪の男子の隣か。
指定された席に向かう道中(言うてほんの数秒だけど)、その東雲くんと目が合ってニコって微笑まれた。まあそっちに向かってるんだから目が合うのは普通だと思うけど･･･。
んで、席に着いて机の脇にスクバを掛けてると先生が今日の日程やらを話し始める。
ほーん、流れ的にホームルーム1限2限→ちょい休憩→3限4限→昼休み→5限6限→放課後のタイムスケジュールね。
んでもって、まだ視線感じるしなんなら貫通してる気がして仕方なくそっちにチラリと視線を向ければまたもや東雲くんがニコって微笑んでた(2回目)
心無しかハートが飛んできた気がして条件反射で左手でペシッて弾いた。多分今の私真顔だろうなあ･･･うんバリア()
「───それじゃホームルームはここまで」
丁度ホームルームが終わって、私は前もって手渡された委員会と部活動の希望用紙を眺めた。んー･･･どうすっかなぁ。
入っても良いんだけど私の場合、あんまり人多いと頭痛くなるし･･･。と悩んでると、机の端をトントンされた。右側。･･･窓際席の私の隣の席は1人しか居なくて、必然的にその人物は特定される。
A「･･･はい？」
彰人「初めまして、東雲彰人です。
分からない事があったら気軽になんでも聞いてください」
A「上っ面を猫みたいに柔らかい感じに見せられてもなぁ。つーか私犬派だし。
(あ、初めまして。色々分からない事あると思うので助かります)」
彰人「･･･は？」
A「あ()」
やっべ、ついつい猫被りの語源で返しちゃった(((
ちなみに猫を被るは本性を隠して、大人しそうに見せかける。また、知っていながら知らないふりをする。
彰人「お前友達居ないだろ」
A「うん居ないよー。
まあでも友達は選ぼうとおもうよ。東雲くんみたいな猫被る人とは一線引いときたいし。て言うかきみ本性表すの秒速すぎない？()」
彰人「お前喧嘩の売り方上手くね？()」
「あ、あの東雲と言い合ってるぞ･･･！」
「鳥遊里さんそこで右フックよ！」
な ん だ こ の ク ラ ス(((
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作者名：犬ゐ | 作成日時：2023年4月12日 0時
