[歌い手]なんかしてたらなんか来た()4[声優]

せっかくの。 ページ8

俺が声優さん達と五分くらい喋ってると舞台袖の方から「そろそろ野川さん降段お願いします」とカンペ指示が飛んできた。
それを見た宮野さんが『さて！』と区切ってくれた。




宮野『それじゃNくんはそろそろお時間と言う事で』

鈴村『あ、そんなら最後に感想言って･･･HAYATOの真似してってや』

A『他でもない本人が居るのに真似しろとかハードルえぐくないですか。やりますけど()』

寺島『やるんだww』




だって声優さんからのリクエストなんですものやりますとも(((
まあ、お客さんも俺の事受け入れムードになってくれてるからやれる行動だよな。

とりあえず一歩前に出て今日の感想を言う事にした。




A『えー･･･改めまして、早乙女光男を演じさせていただきました。スタッフNです。
スタッフ業やっててこうやって観客の皆さんから注目を浴びる事がまず無いので、貴重な体験ができました。緊張もしましたけど自分としても楽しめたのでいい思い出になりました！ありがとうございますっ！
･･･現場からは以上です！』

パチパチパチ…！

A『はい、それじゃHAYATOやります。
(ｽｩ…)全国一千万のHAYATOファンのみぃーんなぁー！おーはやっほー！！
今日は弟のトキヤが居るST☆RISHのライブに来てくれてありがとにゃ！これからも、うたプリをヨロシクにゃぁ☆ばいばーい！』




なるべくHAYATOっぽいイメージをキープしつつ、ステージを後にした。

舞台袖に捌けて、ステージと客席が完全に見えなくなってマイクを外してから「･･･っっはぁぁあ･･･！！」と息を吐いた。


やべぇ、半端なく緊張した･･･。
配信だとコメントとかお茶とかで反応見れるけど、今日みたいなリアルで反応が返ってくるイベントにリハーサルも無しに立つとか･･･心臓もたねぇ。


壁に寄りかかってると、誰かから声をかけられた。




「野川くん、お疲れ様」

A「うわびっくりした･･･え、社長来てたんですか。･･･って、もしかして･･･」

社長「いやー、せっかくのイベントだしね。
野川くん日頃からキャラクターになり切って対応するの慣れてるし声優さんとも交友あるから。いい体験できたでしょ？」

A「それは･･･まあ。
最後の挨拶でも言いましたけど、なんだかんだで楽しかったです」

社長「でしょう？
お客さんと出演者の声優さんも楽しんでくれたみたいだし･･･こちらとしてはいつでも／/川としての君を売り出せるからね」( *˙ω˙*)و ｸﾞｯ!

インパクト強め。→←／どこへやら。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す