Ep.60 ページ11
クィディッチ・ピッチでデルフィーは一体なぜこんなことをするのかを嬉々として語った
｢服従の呪文をかけなければならないだろうな。僕を操らないとできないぞ｣
アルバスが強気に言った
｢他の方法で、無理にでもお前にやらせる｣
そう言うとデルフィーは杖を取りだし、アルバスに向けた
『アル！』
Aが心配げな切羽詰まった声を上げた
｢なんでもやってみろ｣
そう言ってアルバスは歯を食いしばって抵抗の姿勢を見せる
｢あぁ、やってやる｣
デルフィーの杖は即座にAの方を向いた
｢やめろ！｣
｢思った通りだ！この方がお前には怖い｣
『アルバス、こいつが私に何をしようとも、私たちはこの女の思い通りにしちゃダメ』
｢クルーシオ！｣
Aが痛みに悲鳴を上げた
感じたことの無い苦しみから逃れるすべもなく、Aは地面をのたうち回った
｢やめてくれ！お願いだ！｣
アルバスがそう叫んだ時、クレイグが元気いっぱいに走ってきた
｢スコーピウス？アルバス？Aも？みんなが君たちを探してるぞ｣
クレイグは場違いにも呑気にそう声をかけてくる
｢クレイグ！逃げろ。助けを呼ぶんだ！｣
即座にアルバスが言った
｢何が起こってるんだ？｣
｢アバダケタブラ！｣
『ダメ！！』
デルフィーの放った緑色の閃光がクレイグを襲った
クレイグは仰向けに吹き飛ばされ、そのまま息絶えたように見える
｢分からなかったのか？これは子供っぽい遊びではないぞ。お前は私の役に立つが、お前の友人たちは違う｣
3人はクレイグの亡骸を見つめていた
｢ヴォルデモートは戻り、オーグリー様はその傍らに座るのだ。予言の通りに。よけい者がよけい者でなくなり、時間が逆戻りし、見えない子供たちがその父親たちを殺すとき……闇の帝王が戻るであろう｣
そう言うとデルフィーは満足にそう微笑んで、Aを乱暴に引き寄せた
｢セドリックはよけい者だ。そして、アルバス……｣
今度はアルバスとスコーピウスを杖で引き寄せた
｢歴史を書き換えることで、見えない子供が父親を殺す。そして闇の帝王を呼び戻すのだ｣
そういった時、タイムターナーが回り始めた
デルフィーは3人の手を引っ張り、時計に触れさせる
｢さぁ！｣
巨大な閃光が走った
何かが砕けるような音が響く
時間はゆっくりと流れの向きを変え、少し躊躇い、そして巻き戻り始めた
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マシュマロ - とても面白くて読んでいてとても (10月22日 2時) (
レス) @page36 id: c1ecb663ab (このIDを非表示/違反報告)
サンマ(プロフ) - ユズナさん» ユズナさん、いつもコメントありがとうございます！すごく励みになります！シリウスは家族に激甘なので、すぐ丸め込まれてくれるイメージですw (7月3日 21時) (レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ - また書いて下さる時を楽しみにしています！すっかりこの小説にハマりましたwスネイプ先生、かっこよすぎ！シリウスが丸め込まれてるの見てて面白かったですww (7月2日 23時) (レス) @page2 id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンマ | 作成日時：2023年6月26日 12時
