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｢まぁ、それは今の記憶と混合されてるからだろうな。夢というのはそういうものだ。君が死んだ時、私も酷い悪夢に魘された。ジェームズたちがいなければ、きっと私は君の後を追っていただろうしね｣
その言葉にAは悲しげに眉を寄せる
『そんな事しないで』
｢あぁ、ジェームズも言っていた。そんなことしたらAが悲しむって｣
シリウスは微笑んでそう言い、Aも悲しげに微笑み返した
｢仕事は順調か？｣
『マグルの記憶を消すのはそれほど大変じゃないわ。油断してると関係ない記憶まで消しちゃうらしいけど、今の所私はそんなヘマしてないしね』
そう言ってAは肩を竦めた
｢君と昔のように暮らせたらどれほど嬉しいか｣
シリウスの言葉は切実だった
『きっともうすぐ終わるわ。大丈夫よ』
Aは慰めるようにシリウスの手を握ってそう囁いた
『愛してるわ、私の一番星』
｢愛しているよ、私の夜空｣
そう言い合うと2人はキスをした
Aはようやく昔のようにシリウスの上唇を啄んだのだった
それに熱を上げたシリウスは更にキスを深くして、舌を絡ませた
Aもそれに応じるが、こればかりはもう既に昔のようにとはいかなかった
｢A、あれだけ教えたのにキスの仕方を忘れたの？｣
唇を離したシリウスはクスリと笑って聞く
『うん、だから、もう1回教えて』
Aはいたずらっ子のように笑うとそう言ってシリウスの顔を引き寄せた
シリウスは笑ってそれを受け入れると、丁寧に昔のようにディープキスのやり方を教えてあげた
まるで本当に何も知らない最初の頃のように下手くそなキスはシリウスを楽しい気持ちにも残念な気持ちにもさせた
『十数年は長いのよ。あなたも下手になった』
｢あぁ、それは酷いな｣
態度や表情で読み取ったのか、Aが容赦なく放った言葉にシリウスは笑いながらも眉を寄せてそう言った
『あなたが変な顔してるからよ』
｢悪かった。紳士的でいるよ｣
『シリウスが紳士的だったことなんてある？』
そう言うとAはニヤリと笑う
｢酷いな。じゃあ、紳士的じゃなくなっていいのかい？｣
『えぇ、シリウスになら何をされたって構わないわ』
Aはそう言ってシリウスの膝の上に乗り上げてキスを交わした
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サンマ(プロフ) - ユズナさん» 予想外な作品を作りたい衝動に駆られました！そう言っていただけて嬉しいです。ありがとうございました！ (2023年4月30日 19時) (
レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ - はじめの方から読んでて、最初は普通の転生物かなぁと思っていたらめっちゃ予想外すぎて面白かったです！神過ぎません？最後めっちゃ泣きましたよ！？こんな素晴らしい小説を作ってくださりありがとうございます！ (2023年4月30日 4時) (レス) @page49 id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)
サンマ(プロフ) - 音乙さん» ありがとうございます。とっても嬉しいお言葉です！最後までよろしくお願いします！ (2023年4月2日 16時) (レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
音乙(プロフ) - どうしよう、勿論キャラとシリウスの絡みも最高だけど、何より謎の真実がめちゃくちゃ気になって一気読みしました、最高です。応援してます！ (2023年4月2日 11時) (レス) @page36 id: c1b7932ddf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンマ | 作成日時：2023年3月28日 16時
