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『それにホグワーツには私がいるし、ダンブルドアもいる。誰かに手を出すことはきっと出来ない。ピーターもそういう子だったでしょ？』
｢あぁ、私たちがいなければ何も出来ない奴だった｣
懐かしむような哀れむような、それでいてバカにしているような複雑な感情のままシリウスはそう言った
｢そうだな。私の考えすぎだった｣
『えぇ、そうよ』
そう言ってAは笑ったが、それでも時間軸が原作に戻ろうとしているのではないか、と危惧してしまった
ヴォルデモートが居なくならない世界戦でもハリーはやつと近しい存在と戦ってしまっている
これは、あまり良くないのではないだろうか
ジェームズとリリーも軌道修正のために死んでしまう可能性があるし、来年は墓地に行く必要が無いのにセドリックが殺されてしまう可能性だって十分にあるのだ
原作の嫌な出来事、その全てが過去を変えたとしても起こり得る出来事になっている
結局、ピーターの正体は暴かれてしまった
ハリーが双子からもらった忍びの地図でピーターの名を見たせいでシリウスとリーマスにその事を伝えてしまい、シリウスはホグワーツに乗り込んできて、ピーターを問い質したのだった
誰も来ない叫びの屋敷で
｢お前は私たちを裏切った！｣
シリウスが悲痛に叫んだ
｢し、仕方なかったんだ。シリウス、あの人の力を……知っているだろう？逆らえなかったんだ！殺されてしまう！｣
｢だったら死ねば良かった！友のために！｣
『シリウス！結果的にピーターはジェームズたちの家を知らなかったからあちらからしても裏切ったも同然よ。だからそんな事言わないで』
｢あぁ、A……なんと慈悲深い。我が友よ｣
そう言ってピーターが助けを求めるようにAの足元にうずくまった
『触らないで。あなたが守り人じゃなかったとしても、裏切ったのには変わらないわ。もう友達じゃない』
Aは冷たくそう言った
状況を見ていたハリーとロンとハーマイオニーは未だに辛そうな表情をしている
ロンに至っては可愛がっていたネズミなだけにショックが大きいようだった
『あなたを魔法省に引き渡すわ。殺人は犯していないからアズカバンよりはマシな刑務所に入れて貰えそうね』
Aの言葉にとうとうピーターは泣き出した
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サンマ(プロフ) - ボガリズエッドさん» こちらこそありがとうございます！感動していただけて良かったです！ (2023年3月13日 9時) (
レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
ボガリズエッド(プロフ) - 素敵な作品に出会わせていただき、ありがとうございます！！最初から一気読みしました。こんなにも納得できて全員幸せなお話感動しないわけが無く、ただいま余韻に浸っています。最高です！！ (2023年3月12日 22時) (レス) @page38 id: f1342d7e58 (このIDを非表示/違反報告)
サンマ(プロフ) - 七志さん» こちらこそお読みいただいて、ありがとうございます！この作品のシリウスはかなりかっこよく作ったつもりだったのでそう言っていただけて嬉しいです！！ (2023年3月9日 18時) (レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
七志(プロフ) - 【１】から一気読みしてしまいました…！！文章の作りや言葉が綺麗で読みやすく、イチャイチャにきゅんきゅんして、ハッピーエンドでとても面白かったです！ シリウスかっこいい！最高です！ありがとうございました！ (2023年3月9日 11時) (レス) @page38 id: 83eeb09375 (このIDを非表示/違反報告)
サンマ(プロフ) - 柊木さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！こちらこそ読んでくれてありがとうございました！ (2023年1月4日 15時) (レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンマ | 作成日時：2022年12月1日 13時
