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『そうね……分かったわ。私の方でもスネイプを注視してみる』
もちろん嘘だ
『だから、あなた達3人は、この件についてはもう忘れること。じゃないとマクゴナガル先生に言いつけますからね』
Aはそう釘を刺すと踵を返してまた歩き出した
もちろん3人がこんなことで引き下がらないのを知っていながら、Aはあれ以上強く止めようとはしなかった
1年2年は原作とあまり変わらず賢者の石をクィレルから守り、バジリスクを倒して分霊箱である日記を破壊した
3年生はガラリと変わった
そもそも、脱走するはずのシリウスが捕まっていないし、ピーターの裏切りだってあってなかったようなものなのだ
しかし何故なのかピーターの存在にシリウスは少しだけ気づいてしまったようだった
『新聞？』
｢ウィーズリー家がエジプトに行った写真だ｣
そう言って苛立ったようにシリウスは机にバサッと日刊予言者新聞を置いた
『それがどうしたの？』
｢このネズミ、ピーターにそっくりだ｣
その言葉にAは本当に心底、驚いた
ピーターが裏切り者だという先入観があってこその発見だとばかりに思っていたが、全く違う未来でもこのように見つけるとは
『そうなの？アニメーガスになったらあまり他の動物と変わらないって言ってたじゃない』
Aは目を凝らしてウィーズリー家の写真を見つめたが、確かにネズミの足の指が1本ないな、ということにしか気づけなかったし、これがピーターだとは思いもしないだろう
｢いや、確かに私が見てきたネズミだ。指も1本ない……それに、私は考えていたんだ。なぜ死喰い人はピーターを秘密の守り人にすると踏んでいたのか。
やつは、学生時代これといって目立たなかったし、ジェームズと特別仲良しってわけでもなかった｣
『つまり……裏切っていた可能性があるって言いたいの？』
｢憶測だがね｣
これは本当に驚きだ
あれほど未来が変わることをしたのにこの筋書きは変わらないとは
『ねぇ、シリウス……あなた、疑心暗鬼になってるのよ。ロンのネズミは確かに指が一本ないけど、それでもネズミよ。ピーターじゃないわ』
Aはそう言ってシリウスの手を落ち着かせるように握った
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サンマ(プロフ) - ボガリズエッドさん» こちらこそありがとうございます！感動していただけて良かったです！ (2023年3月13日 9時) (
レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
ボガリズエッド(プロフ) - 素敵な作品に出会わせていただき、ありがとうございます！！最初から一気読みしました。こんなにも納得できて全員幸せなお話感動しないわけが無く、ただいま余韻に浸っています。最高です！！ (2023年3月12日 22時) (レス) @page38 id: f1342d7e58 (このIDを非表示/違反報告)
サンマ(プロフ) - 七志さん» こちらこそお読みいただいて、ありがとうございます！この作品のシリウスはかなりかっこよく作ったつもりだったのでそう言っていただけて嬉しいです！！ (2023年3月9日 18時) (レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
七志(プロフ) - 【１】から一気読みしてしまいました…！！文章の作りや言葉が綺麗で読みやすく、イチャイチャにきゅんきゅんして、ハッピーエンドでとても面白かったです！ シリウスかっこいい！最高です！ありがとうございました！ (2023年3月9日 11時) (レス) @page38 id: 83eeb09375 (このIDを非表示/違反報告)
サンマ(プロフ) - 柊木さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！こちらこそ読んでくれてありがとうございました！ (2023年1月4日 15時) (レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンマ | 作成日時：2022年12月1日 13時
