Order of the Phoenix ページ22
5年目、いわゆる不死鳥の騎士団の年は酷く忙しいような気がした
ヴォルデモートに対抗するため、不死鳥の騎士団はブラック邸を本部に再会した
シリウスは心底嫌そうで本部にいることは滅多になかったが、それでもハリーの休暇中はずっといることにしたようだった
『シリウス、そんなに苛立たないで。ハリーに移るわ』
シリウスの部屋でAは励ますように言った
ハリーもハリーでヴォルデモートに狙われたのは僕なのに、ダンブルドアや両親は何も教えてくれない！とお怒りの様子で本部に現れたのだから先に来ていたロンやハーマイオニーは困った様子だった
｢せめてあの廊下の肖像画さえ外せれば｣
忌々しげに呟かれた言葉にAは苦笑した
『私はこの壁のポスターを剥がしたいわ』
冗談交じりにそう言ってマグルの女のポスターを指させば、シリウスは慌てたようにAのそばにスルリと立った
｢君を愛する前だ。両親への反抗で……いや、学生の馬鹿なアイデアだ｣
そう言って言い訳を募ろうとするシリウスにAは愛おしさが溢れクスクス笑った
『おバカね。私はそんなことちっとも気にしないわ。私だって未だにウィリアム・テイラーが好きだもの』
｢あれは私だ｣
嬉しそうに、しかし少し複雑な顔でシリウスが言った
『そうかしら？私の記憶上ではあなたとして記憶されてないの』
Aは意地悪でそう言ってニヤリと笑う
｢A、いじめるのはよしてくれ｣
そうシリウスがあんまりにも切実に言うのでAは笑いながら頷いた
『分かったわ。仕方のない人』
｢愛しい人には敵わない｣
2人は見つめ合い、笑い合うとキスをした
｢シリウス、少し相談が……｣
そう言ってノックもなしに入ってきたジェームズは今にもおっぱじめそうな雰囲気の2人に嫌そうな顔を向けた
｢お前たち、少しはキスしない日があってもいいんじゃないか？｣
ジェームズのその言葉にAは片眉をあげる
『あら、あんなに愛しかったリリーには毎日してないのね？』
｢まさか！しかし、こうも親友のキス現場を目撃すると、言いたくもなるものさ｣
Aの言葉をすぐさま否定してジェームズがそう言い、呆れたように肩を竦めた
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サンマ(プロフ) - ボガリズエッドさん» こちらこそありがとうございます！感動していただけて良かったです！ (2023年3月13日 9時) (
レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
ボガリズエッド(プロフ) - 素敵な作品に出会わせていただき、ありがとうございます！！最初から一気読みしました。こんなにも納得できて全員幸せなお話感動しないわけが無く、ただいま余韻に浸っています。最高です！！ (2023年3月12日 22時) (レス) @page38 id: f1342d7e58 (このIDを非表示/違反報告)
サンマ(プロフ) - 七志さん» こちらこそお読みいただいて、ありがとうございます！この作品のシリウスはかなりかっこよく作ったつもりだったのでそう言っていただけて嬉しいです！！ (2023年3月9日 18時) (レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
七志(プロフ) - 【１】から一気読みしてしまいました…！！文章の作りや言葉が綺麗で読みやすく、イチャイチャにきゅんきゅんして、ハッピーエンドでとても面白かったです！ シリウスかっこいい！最高です！ありがとうございました！ (2023年3月9日 11時) (レス) @page38 id: 83eeb09375 (このIDを非表示/違反報告)
サンマ(プロフ) - 柊木さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！こちらこそ読んでくれてありがとうございました！ (2023年1月4日 15時) (レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンマ | 作成日時：2022年12月1日 13時
