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ジェームズは深いため息をつき、スネイプに向かって反対呪文を唱えた
｢ほーら｣
スネイプがやっと立ち上がると、ジェームズが言う
｢スニベルス、エバンズとAが居合わせて、ラッキーだったな｣
｢あんな汚らしい「穢れた血」と出来損ないの障害者の助けなんか、必要ない！｣
リリーは目を瞬いた
『スネイプ！』
Aが怒って杖を向けたが、リリーはAのその手を優しく掴んだ
｢結構よ｣
そして冷たい声で言い放った
｢これからは邪魔しないわ。それに、スニベルス、パンツは洗濯した方がいいわね｣
｢エバンズに謝れ！｣
｢Aに謝れ！｣
ジェームズとシリウスがほとんど同時にスネイプに脅すように杖を向けた
｢あなた達からスネイプに謝れなんて言って欲しくないわ！｣
リリーがジェームズの方に向き直って叫ぶ
｢あなた達もスネイプと同罪よ｣
｢えっ？｣
ジェームズが素っ頓狂な声を上げた
｢僕は一度も君たちのことを……何とかかんとかなんて！｣
｢かっこよく見せようと思って、箒から降りたばかりみたいに髪をクシャクシャにしたり、つまらないスニッチなんかで見せびらかしたり、呪いを上手くかけられるからといって、気に入らないと廊下で誰彼なく呪いをかけたり……
そんな思い上がりのでっかち頭を乗せて、よく箒が離陸できるわね。あなたを見てると、吐き気がするわ！｣
リリーの長い怒りの言葉にAは場違いにもよく見てるな、と思ってしまうほどだった
｢行きましょ｣
リリーはそう言ってAの手を引いて、足早に立ち去った
｢エバンズ！｣
ジェームズが追いかけるように呼んでいるのが背中越しに聞こえたが、リリーは止まらなかった
｢A！｣
シリウスの呼び掛けにAは振り向いたが、リリーに手を引かれ、またすぐ顔を正面に戻した
｢おーい、エバンズ！｣
それでもリリーは振り向かなかった
『リリー、リリー、待って』
ホグワーツの中に戻っても、人気がなくなってもリリーは止まらなかった
『リリー、きっとスネイプは本気じゃない。本気であなたを辱めたつもりなんて…』
｢A、あなたの言うとおりだった｣
『え？』
リリーは立ち止まってAを振り返った
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サンマ(プロフ) - 小夜さん» ありがとうございます。盲目を書くのは私も初めてなので、表現しきれてないところもあると思いますが、最後まで読んでくれると嬉しいです！ (2023年1月3日 21時) (
レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
小夜 - 盲目の夢主の小説初めてです！本当に綺麗で素敵な物語で、読みながら夢主の感じてるものがすごく伝わってきます！！シリウスの良い所もすっごく出てて大好きです！！応援してます！(: (2023年1月3日 14時) (レス) @page35 id: e0f7d925b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンマ | 作成日時：2022年9月4日 22時
