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ジェームズの背後で、「妨害の呪い」の効き目が切れてきたスネイプが、石鹸の泡を吐き出しながら、落とした杖の方にジリジリと這って行った
｢あなたか巨大イカのどちらかを選ぶことになっても、あなたとはデートしないわ！｣
リリーが言った
Aは少しおかしくて口角を上げてしまった
｢残念だったな、プロングズ｣
シリウスは朗らかにそう言うと、スネイプの方を振り返った
｢おっと！｣
しかし、遅すぎた
スネイプは杖を真っ直ぐにジェームズに向けていた
閃光が走り、それはジェームズに当たったと誰もが思ったが、Aの呪文がそれを打ち消していた
『話してる最中にやろうとするのは良くないわ』
Aは少し怒ったように言った
しかし、その怒りがジェームズとシリウスに向けたものなのか、未来のスネイプに向けたものなのか、Aにさえ分からなかった
そして直ぐにジェームズが振り向き、二度目の閃光が走り、スネイプは空中に逆さまに浮かんでいた
ローブが顔に覆い被さり、痩せこけた青白い両脚と、灰色に汚れたパンツがむき出しになった
小さな群れをなしていた生徒たちの多くがはやし立てた
シリウス、ジェームズ、ピーターは大声で笑った
リリーの怒った顔も一瞬笑い出しそうにピクピクしたが、それでも「下ろしなさい！」と言った
｢承知しました｣
そう言うなり、ジェームズは杖をクイッとうえにふった
スネイプは地面に落ちてくしゃくしゃっと丸まった
絡まったローブから抜け出すと、スネイプは素早く立ち上がって杖を構えた
しかし、シリウスがすぐにペトリフィカス・トタルスを唱え、スネイプは一枚板のように固くなってまた転倒した
｢彼に構わないでって言ってるでしょう！｣
リリーが叫んだ
今やリリーは杖を取り出していた
ジェームズとシリウスが、油断なく杖を見た
｢あぁ、エバンズ、君に呪いをかけたくないんだ｣
ジェームズが真面目に言った
『それなら呪いを解いてあげて』
Aがジェームズとシリウスの方を見ながら言う
シリウスはAに甘い
だからこそ、シリウスは困ったようにジェームズを見た
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サンマ(プロフ) - 小夜さん» ありがとうございます。盲目を書くのは私も初めてなので、表現しきれてないところもあると思いますが、最後まで読んでくれると嬉しいです！ (2023年1月3日 21時) (
レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
小夜 - 盲目の夢主の小説初めてです！本当に綺麗で素敵な物語で、読みながら夢主の感じてるものがすごく伝わってきます！！シリウスの良い所もすっごく出てて大好きです！！応援してます！(: (2023年1月3日 14時) (レス) @page35 id: e0f7d925b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンマ | 作成日時：2022年9月4日 22時
