Magical Mischief-Makers ページ23
悪戯仕掛け人の噂は聞くし、声も聞くが、リリーがとことん関わらせないようにしているため、Aは2年生に上がっても一向に彼らと話したことがなかった
『リリー、私も彼らのこと知りたいわ』
｢絶対にダメよ。あいつらの噂を聞いてるでしょ？｣
『凄く楽しいイタズラをするって』
｢全然違うわ。迷惑しかかけてないし、楽しくなんてない！それに、闇の魔術に興味を持ったからってだけでいじめるのよ？｣
リリーは酷く憤慨して言った
『それってセブルスのこと？』
｢そうよ！｣
『でも、セブルスだって反抗してるでしょ？』
｢してるけど、ジェームズとシリウスが相手で2対1の状態よ？それに悪質だわ｣
『まぁ、それは良くないわ。でも、私だって噂やリリーから聞いた話だけじゃなくて実際に彼らのこと見てみたいの……あ、いや、見るのは無理だから聞くだけでも』
Aのしぶとい粘りに負けたのか、それともAのただでさえ不自由な生活に同情したのか知らないが、リリーはようやく折れてくれた
｢庭の方でイタズラをするって言ってたわ｣
リリーはため息を吐いてそう言うと、Aの手を引いて歩き出す
これから彼らの元へ行くのだ、と思うとAは口元が緩むのを抑えられなかった
庭に近づけば、生徒たちの歓声が聞こえてきた
その中心には大笑いしている2人の男子生徒の声と大笑いとまではいかなくても笑っている2人の男子生徒の声がした
｢さぁて、次はフィナーレだ！花火を打ち上げるよ！フィルチの登場と同時に！｣
男の子がそう叫ぶと、歓声が大きくなる
｢ポッターめ｣
リリーが忌々しげに呟いたため、今の声がジェームズなのかとAは判断できた
｢お前たち！散れ！散れ！｣
フィルチの声がして、周りを囲んでいたはずの生徒たちは逃げ出す
｢A、こっち！｣
リリーも慌ててAの手を引いて、廊下の物陰に隠れた
フィルチの足音が4人組に近づいた瞬間、箒から地面から、フィルチの服からたくさんの花火が上がり始めた
逃げ隠れた生徒たちは大喜びだ
｢いいぞ！ジェームズ！｣
生徒の中の誰かが叫んだ
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サンマ(プロフ) - 小夜さん» ありがとうございます。盲目を書くのは私も初めてなので、表現しきれてないところもあると思いますが、最後まで読んでくれると嬉しいです！ (2023年1月3日 21時) (
レス) id: e98e7ad213 (このIDを非表示/違反報告)
小夜 - 盲目の夢主の小説初めてです！本当に綺麗で素敵な物語で、読みながら夢主の感じてるものがすごく伝わってきます！！シリウスの良い所もすっごく出てて大好きです！！応援してます！(: (2023年1月3日 14時) (レス) @page35 id: e0f7d925b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンマ | 作成日時：2022年9月4日 22時
