134話 ページ36
A視点
冥冥「Aちゃんの課題は体力が少ない事
だから、体力強化を重点的にやってくれと言われている
体力強化をし、実力も上げるなら1番手取り早いのは術式なしの対人戦だ
だけど、それだと私が有利になってしまうね
だから、呪具を使うのをありにしよう」
A「呪具ですか？」
冥冥「あぁ、Aちゃんも持っているだろう？」
持ってはいるけれど……
冥冥「あぁ、そうそう
呪具に呪力を流すのはありだ
だけど、あくまで術式はなしだからね」
じゃあ、朱雀も貴人の力を借りれない
となると、刀は四級くらいのだから……
え……
冥さん相手に絶対使えないじゃん……
絶対折られるよ
結局呪具は使えないじゃん
体術だけで冥さんに勝てるかな？
多分真希さんと同等くらいでしょ？
勝ち目ないじゃん……
でも、勝てる様に頑張ろ
冥冥「じゃあ、よーいスタートで始めるよ」
A「分かりました」
うーん、先ずは……
冥冥「よーい
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
…
スタート」
先手必勝！！
私は冥さんに思いっきり蹴ったけど避けられて冥さんの呪具で吹っ飛ばされた
それで壁にぶつかるまで吹っ飛んだ
A「いっ……！！」
っ……目に血が……
それで私は頭から流れていた血が目にかかったから、拭った
流石一級術師……！
同じとはいえ、やっぱり経験は私より全然積んでる……！！
冥冥「おや？1発で終わってしまったかな？」
A「っ……冗談……！！
キツイですよ！！」
だからって、私だって……！
負けてられない……！！
それで私は急いで立ち上がり冥さんに殴ったり蹴ったりするけれど当たらない
当たっても受け身を取られてあまり効いてない
っ……！
やっぱり素手だけだとコッチが不利……！
四級程度だけどないよりはマシでしょ！！
それで足元から刀を出した
それで切りつけようとしたけどギリギリ避けられた
冥冥「なら、今度は私から行くよ……！」
それで冥さんが思いっきり振りかぶったのを見て私は避けたけど、次の攻撃に当たった
A「っ……！」
1発目は大きく見せてたけど、フェイクだったんだ……！！
やばい……！
負ける……！！
早く、別の策を考えないと……！！
！呪具が使用出来て呪力を流すだけならアレが使える！
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