124話 ページ26
A視点
A「冥さんと合流しないといけないからは離して」
宿儺「嫌だと言ったら?」
A「……力づくででも行く」
宿儺「……そんなに俺の事が嫌いか……?」
A「宿儺の事、あんまりよくは思えない
だって、昔は人をいっぱい殺してる
いや、呪物となっても尚、人を殺すのに加担してる
その宿儺を好きになる事は出来ない」
宿儺「そうか……」
A「でも……
今の優しい宿儺は、私……
結構好きだよ」
宿儺「!ケヒッ、ケヒヒヒヒ!
そうかそうか、俺の事が好きか」
A「部分的過ぎだけど……」
でも、なんか嬉しそう……?
宿儺「良いな、やはり、Aは愛い奴だ
愛いAともう少しこうしてたいが、どうやら時間切れの様だ」
?一体どう言う事……?
アレ……?意識が……
ぼんやりと……
宿儺「A、俺はお前を諦めん
絶対にお前を……」
そう言ってる途中から口パクしてる風になり、聞こえなくなった
そして意識を失った
A「ん……」
アレ?此処は……
さっきの所……
冥冥「!気がついたみたいだね」
A「!冥さん!!」
良かった!無事で……!!
冥冥「どうやら、何処かに私達は飛ばされていた様だね
恐らく幻術の類いの……
私は呪霊が多くいると言う幻術にかかってしまって様だ
取り敢えず、全部祓ってみたから戻ってこれた
Aは?」
A「私は……
幻術にかかったと言うよりは、宿儺の生得領域にいました」
冥冥「!?宿儺の……!?
……色々謎が深まったみたいだけど、この先に何かあるみたいだね」
A「はい」
それで私達はさっき開けた部屋の中に入っていった
冥冥「!ビンゴだね」
A「はい……!」
その中には書物が沢山あった
恐らく、蛇草家の歴史について書かれている書物がある筈……!!
でも、さっきの気配が消えた……?
一体なんで……?
いや、今はそれはいいや
取り敢えず、先ずは書物を……
あ、でも天若家みたいにハズレばっかりだったりして……
いや、先ずは探ってみよう
それで読んでみようと思ったら冥さんは先に書物を持って開いてた
冥冥「?……確かに読めないね
コレがAが使う呪符と同じ文字なのかい?」
A「あ、はい
そうで……」
それで冥さんが持ってた書物の中身を見てみた
え……ちょっと待って……
この文字は……
私、知らない……!
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