125話 ページ27
A視点
冥冥「？どうかしたのかい？」
A「私……この文字知らないです」
こんな文字、見た事ない……！
コレは、どうやって読んだら……
冥冥「困ったね……
解読が出来ないなら、知りようがないね」
A「はい……」
でも、何で蛇草家だけ文字が違うの？
騰蛇【ふづう゛のも゛じを゛かげる゛や゛づは、むじろ゛いながっだ
ごごでは、その゛も゛じがいま゛でばふづう゛だっだ】
え！？じゃあ、騰蛇は読めるの……！？
騰蛇【お゛れがよめ゛るわげな゛い゛だろ゛】
……だよね……
式神達は、文章を読むのは好きなのは知ってるけど、好きなだけで読めないのは知ってたけど……
どうしよう……
冥冥「？その紙が式神かい？」
A「あ、はいそうです」
そう言えば、騰蛇の声は継承者……
つまり、私にしか聞こえないから冥さんにとっては紙が浮いてるみたいな状態なんだ
冥冥「フム……
五条君の話通りだと、式神からの声が聞こえる筈なんだけど……
何も聞こえないね……」
A「あ、騰蛇だけ例外なんですよ
他の式神達の声は私以外にも聞こえるらしいんですけど、騰蛇だけ継承者……
つまり、私にしか聞こえないんですよ」
冥冥「へぇ、そうなのか
それにしても、どうする？
このまま今日は帰るかい？
解読出来ないんじゃ居る意味がないしね
それか、他の所に行くかい？」
本当はどうにかしたいんだけど、どうにも出来ないんじゃしょうがないよね……
冥冥「？コレは……
さっきと文字が違う風だけど、読めるかい？」
！！コレは……！
A「コッチの字は読めます……！！」
コッチのは霊符の文字だ……！！
でも、何で突然……？
騰蛇【い゛っだだろ゛？】
言った……？
騰蛇【いま゛だがら゛であ゛っで、むがじはごの゛も゛じだっだ】
！そう言う事だったんだ……！
コレで蛇草家の事を知れる……！
交流会前に全部の家を調べる事が出来る……！！
それで中を読んでいった
冥冥「どうだい？何か分かったかい？」
A「もう少し待っててください……」
！騰蛇の継承者は式神で、何百年も騰蛇の継承者は生き続けてたんだ
それで、最後の継承者、鈩が死んでから継承出来なかった
？だから、途中から呪霊の力を借りた？
継承出来ない理由はずっと生き続けてないからと思い、呪霊の力を借りずっと長生きをし続けた
でも、結局継承は出来なかった
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