74話 ページ25
A視点
私達は今、コニーの村のラガコ村に向かっているけど
コニーが前を突っ走って走っている
ライナー「待てコニー！！落ち着け！何処に巨人が居るか分からんぞ！一旦退がれコニー！！」
そしたらラガコ村に着いた
だけど、家は荒らされたみたいな感じだった
そしたらコニーの家に寝そべっている巨人がいた
でもその巨人はそこから動けないみたいだった……
な、ならどうやって此処まで来たの？
と、取り敢えず、生存者を見つけよう！
それでお兄ちゃんとベル君と一緒に周りを見て回った
ライナー「コニー！生存者は見つかったか！」
コニー「………居ない……居ねぇよ………もうおしまいだ……グスッ……俺の故郷はもう……何処にも無くなっちまった……」
そんな事って………
コニー……
ゲルガー「おい、何か変だぞ。誰か、死体を見たか？」
死体？
そういえば見てない………
血も何処にも着いてなかった………
……………あれ？ちょっと待って
それは可笑しい………
巨人の食べ方なら血ぐらい残る筈………
それが無いって事は………殺されてない？
だけど、馬は1頭も使われてなかった筈………
ゲルガー「松明は揃ったな。行くぞ！壁の穴の位置を特定しに行く！」
それで馬に乗り行こうとしたら
巨人「オ……アエリ」
？………お帰りって言った？
巨人『ごめんね、コニー。こんな姿になっちゃったけど帰って来てくれたんだもの。ちゃんとお帰りって言わなきゃ』
…………もしかして……
ライナー「おいコニー！A！急げ！！ゲルガー達に遅れちまうぞ！！」
コニー「ライナー！聞こえたか？今、彼奴が……」
ライナー「俺には何も聞こえてない。兎に角喋ってないで、任務に集中しろ！」
お、お兄ちゃん？
な、何でそんなに否定的なの？
コニー「なんか、彼奴さ。あり得ないんだけどなんか……母ちゃんに……」
ライナー「コニー！お前は今がどんな状況なのか分かってんのか！！俺達の働きが何十万人もの命に直接影響してるんだぞ！考えるなら今避難してるお前の家族の事だろ！兵士なら今、最前を尽くせ！」
こんなに取り乱してるって事は……
何かバレたらまずい事がお兄ちゃんにはある……
だから、必死に隠そうとしてる………
だけど、何でそんな事をする必要があるの？……
…………今は兎に角、考えながら進もう！
それで馬を出した
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作者名：りん松 | 作成日時：2019年6月11日 18時
