74話 ページ26
A視点
五条「ま、そうなんだけどさ……」
朱雀【そうならないように、俺達からこうやって教えてるんだろ?
別に、死んでも問題ないなら、こんな事誰も教えたりはしない】
五条「ごもっともで」
朱雀【後は、Aにはまだ領域展開の別の物を使える】
A「え、そんな事……」
可能なの……?
朱雀【いわば、纏神呪の派生が領域展開だからな
纏神呪は12個しかない
だが、領域展開は複数存在する
他のを使えても可笑しくない
寧ろ、Aが使えるのを他の奴が使うのは無理
だけど、その逆で他の奴が使えてAが使えないのは“ない”】
?どう言う事?
A「そんな事、あり得るの?
だって、例えば五条先生のは、六眼があってこそ成立する技」
そんなの、私は持ってないのに、どうやって……?
朱雀【本当に?】
A「え?」
朱雀【本当にないのか?】
五条「どう言う事?」
朱雀【誰かが確認したのか?
その眼が六眼じゃないって事を】
A「いや、だって、六眼だったら直ぐに分かる筈……!」
五条「ちょっと見るよ」
そう言って五条先生は目隠しを外して見た
五条「……六眼じゃない筈だけど……
今更、嘘をつく訳がない
どう言う事か詳しく説明してもらっていい?」
朱雀【嫌だ】
五条「………え?」
な、何で……
朱雀【めんどくさい】
五条「ちょ、今更そんな事言うの!?」
そう言いながら五条先生は目隠しをしなおしてる
朱雀【そう言う頭使う奴は玄武に聞け
1番頭がいいからな
何か、そう言う説明は俺からより玄武から聞け】
五条「その玄武は教えてくれる訳?」
朱雀【知らん
まぁ、教えを乞うより自分で探した方が早いかもな
だけど、俺が言った事に嘘はない
それだけは覚えとけ】
A「分かった
じゃあ、嘘じゃなかったとしたら、私が使う領域展開を“呪力を使った”領域展開に変える事って可能なの?」
朱雀【さぁ、どうだろうな
それを使える奴は恐らくAだけだ
もしかしたら、無意識の内に呪力は使ってるかもな
ただ、使った感覚がないだけで……】
A「そっか……」
少しは使ってたんだ……
感覚がなかったから、使ってないのかと思ってたけど……
朱雀【そこは専門外だ】
A「そっか……」
朱雀【でも、領域展開はどれでも修行次第では身につく
例え、六眼が必要だとしても、呪霊が使う奴だとしても……】
70人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ