9話 ページ11
A視点
虎杖「お!A!来てたのか!?」
A「うん!さ、サプライズ………!」
虎杖「ビックリした……
来てるなら言ってくれよ!」
A「ビックリさせようって思って」
祖父「何だ、言ってなかったのか?」
A「うん
でも、夜ご飯とか食べたら直ぐ帰っちゃうからね
だけど、少しでも時間があるなら来ときたかった
お爺ちゃんと悠仁に会う為に」
悠仁「!?///は、恥ずかしいな……
でも、ありがとう」
祖父「フン!青春かよ
……悠仁、最後に言っておきたい事がある
お前の両親の事だが……」
虎杖「だから!興味ねぇって!
爺ちゃんさぁ、死ぬ前にカッコつけんの辞めてくんない?」
祖父「男はなぁ!カッコつけて死にてぇんだ!
空気読め!クソ孫が!!」
虎杖「いちいちキレんなよ
何時も通りで良いって」
祖父「ケッ、ゆとりがよ
悠仁……
お前は強いから人を助けろ
手の届く範囲でいい、救える奴は救っとけ
迷ってもいい、感謝されなくても気にするな
兎に角1人でも多く助けてやれ
そして、危なかったしぃAを守れ
A……
お前も強い
だが、大切の奴の為なら無茶をする
その無茶は時に人を救うだろうが、時にお前自身を滅ぼす
逃げてもいい、誰も責めはしない
だから、自分の身体を大切にしろ
お前達は大勢に囲まれて死ね
俺みたいに、なるなよ……」
A「お、お爺ちゃん?何言って……」
虎杖「爺ちゃん?」
私達は直ぐにナースコールを押した
看護師『はい?どうされました?
もしもし?虎杖さん!』
虎杖「……爺ちゃん……
死にました……」
お爺ちゃん……
そんな……!
それで私は声を殺して泣いた
それを悠仁が抱きしめてくれて悠仁も泣いた
……ありがとう、お爺ちゃん……
お爺ちゃんのお陰で、今まで生きてこれた……
ありがとう……
それからお爺ちゃんは運ばれ、私はお爺ちゃんの荷物の片付けを
悠仁は必要な書類を書きに行った
………よし、こんなもんかな?
……それにしても遅いな……
もう夜だし、そろそろ帰らなきゃいけない時間……
様子見に行こ
それで様子を見に行ったら……
看護師「あ!さっき虎杖君が先に家に帰ってほしいって伝言が!」
A「!あの、悠仁は……?」
看護師「さぁ?何かあそこで男の子と話してたみたいだけど……
何か、学校がどうって……」
学校?
A「すみません、ありがとうございます」
そう言って私はお爺ちゃんの荷物を持って悠仁の家に向かった
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