44 ページ44
.
「もう遅いかもしれないけど、冷凍庫でスプーン冷やしてそれ当てとくといいよ」
家の前に着いてドアを開けようとすると横尾さんにそう言われて、恥ずかしくなりながら咄嗟に手で首元を隠す。
「・・・よくあることなんですね。もっとちゃんと教育した方が良いんじゃないですか?」
慣れたように教えてくれた横尾さんになぜか八つ当たりをして、今度こそ車を降りようとすると聞こえてきた言葉に手が止まる。
「太輔がそんなことするの、初めてだよ」
ドアハンドルを引こうとすると、ロックが掛けられていて開かない。
「どうでもいい子に勢いでそんなことする程、太輔は頭悪くないよ。」
横尾さんの声色が変わって、ドアを開けようとしていたのを諦める。
「太輔があなたにしている事には俺から謝りますけど、太輔の事、馬鹿にするのはやめてもらえる?」
じゃ、おやすみなさい、横尾さんが満面の笑みに変わって言うと、ドアのロックが解かれてやっと車から外に出た。
.
344人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ma(プロフ) - 続きが読みたいです!!よろしくお願いいたします。 (2023年3月7日 9時) (レス) id: cb1a0ddf39 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:EM | 作成日時:2017年3月11日 1時